So-netは、メールソフト「PostPet」シリーズ製品のセキュリティ問題への対処として、「PostPet DX」の新バージョン「ver1.21」を6月14日から公開した。同社のWebサイトから無料でダウンロードできる。

　現在確認されている問題は、悪意ある添付ファイルが送信されてきた場合、プログラムが意図せずに実行されたり無断でデータの書換や破壊が行なわれるというもの。Windows版利用時に問題となるものだが、So-netでは6月14日の段階で実際の被害報告はないとしている。今回PostPet DX対応分も公開されたことで、すべてのPostPetシリーズ製品で対応が完了した。

　So-netでは有料の関連サービス「PostPetPark」の利用者約70万人やPostPetの登録ユーザーを対象にメールでセキュリティに対する告知を行なっている。しかしSo-netの推計ではプリインストール販売分やお試し版利用者を含めると約900万ユーザーが潜在的に存在することから、今後も周知を徹底していきたいとしている。

□PostPetのセキュリティに関する重要なお知らせ
http://www.postpet.so-net.ne.jp/up206/index.html
□関連記事：So-net、PostPetのセキュリティホールに対する修正プログラム
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/05/24/postpet.htm
□So-net
http://www.so-net.ne.jp/

（森田 秀一）
2002/06/14 15:00