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JC-AP2D5
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東洋通信機は、IEEE 802.11aとIEEE 802.11bの両方に準拠した無線LANアクセスポイント「JC-AP2D5」を7月1日より発売する。オープンプライスで、東洋通信機の参考価格は15万円程度。
JC-AP2D5は、5GHz帯無線LANユニット(IEEE 802.11a)と2.4GHz帯無線LANユニット(IEEE 802.11b)をひとつにしたデュアルアクセスポイント。2.4GHz帯無線LANユニットでは最大11Mpbs、5GHz帯無線LANユニットでは最大36Mbpsでそれぞれが独立して通信が可能。東洋通信機によれば、5GHz帯での54Mbps通信は到達距離が短く不安定なため、最大36Mbpsに特化しているという。また、送信電力用パワーコントロール機能を搭載、同じ場所に多数のアクセスポイントが存在する場合でも、アクセスポイント同士の干渉を防ぐことが可能だとしている。
オプション機能として外部アンテナに対応、また、Ethernet給電アダプタを利用することで最大50mまで電源を供給することもできる。さらに遠隔監視システムの「WLAN-OpS」によって、最大500台のJC-AP2D5を統合管理することが可能。東洋通信機では、本機の用途をホットスポットでの基地局として想定しているという。
セキュリティ面ではSSID、MACアドレスフィルタリング、128bitのWEP機能に加え、IPフレームのフィルタリング機能もサポート。ユーザーIDなどで認証を行なうIEEE 802.1xにも9月に対応を予定している。対応する無線LANカードは東洋通信機製の無線LANカードのほか、5GHz帯用ではアセロスのチップを搭載したほとんどの無線LANカード、2.4GHz帯用ではWi-Fi準拠のものが利用できるという。LANインターフェイスは10BASE-T/100BASE-TX×1ポート、本体サイズは307×55×210mm(幅×奥行×高)。
なお、7月1日にはIEEE 802.11aに準拠した無線LANカード「JC-PC520」が同時に発売されるほか、8月にはIEEE 802.11aのみに準拠した無線LANアクセスポイントの発売も予定されている。
囗ニュースリリース
http://www.toyocom.co.jp/news/2002/0613.html
囗東洋通信機
http://www.toyocom.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/06/17 18:01
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