連絡先：
Atermインフォメーションセンター
Tel: 0120-36-1138
04-7185-4761

WA7500H

WL54AC

　NECとNECアクセステクニカは、無線LAN対応ブロードバンドルータ「WARPSTARΔ」の新製品として、実効スループット50Mbpsの「WA7500H」、無線LANカード「WL54AC」を発表、7月下旬にWA7500H×1台とWL54AC×2枚をセットにした「WA7500H ワイヤレスLANセット」およびWL54ACをカード単体で発売する。オープンプライスで、店頭予想価格はWA7500H（ワイヤレスLANセット）が5万4800円、WL54AC（カード単体）が1万4800円。WA7500H単体での発売は予定されていないという。

　WA7500Hは、IEEE 802.11b準拠の無線LANに対応した「WBR75H」の上位モデルという位置付けになる。スループットは機能を工場出荷状態に設定、ローカルルータモードでWAN側とLAN側のEthernetポート間のFTP転送速度を測定、50Mbpsの数値を得られたという。本体の拡張カードスロットに同梱のWL54ACを装着することでIEEE 802.11a準拠の、別売の無線LANカード「WL11CA」を装着することでIEEE 802.11b準拠の無線LAN通信を行なうことができる。また、内蔵ルータ機能を停止させることで、無線LANアクセスポイントとしても使用可能。

　機能面では固定IPアドレスを複数のパソコンで利用可能なほか、Universal Plug and Play（UPnP）に対応、Windows Messengerのビデオチャット機能やホワイトボード機能をLAN下にある複数台のパソコンで利用できる。また、社外からのネットワークアクセスなどに利用されるVPN（PPTP）パススルー、Webサーバーを公開するときなどに使用されるDMZ（DeMilitarized Zone）ホスティング機能などにも8月に公開を予定されているバージョンアップで対応するという。

　セキュリティ面では64/128/152bitのWEPに対応し、IPパケットフィルタリング機能、アクセスログ機能、不正アクセス検出機能などをサポート。また、接続管理ソフト「アクセスマネージャ」が同梱されており、複数の接続先への接続、切断などを管理できる。本体には「切断ボタン」を用意、インターネットを利用しない場合は切断ボタンを押すことで外部との接続をシャットアウトする。

　WANインターフェイスは10BASE-T/100BASE-TX×1ポート、LANインターフェイスは10BASE-T/100BASE-TX×4ポート。そのほかアナログモデム用のD-sub 9ピンのRS-232Cポート、USBポートがそれぞれ1ポートずつ用意されている。本体サイズは25×157×215mm（幅×奥行×高）、重量は0.6kg。アクセスマネージャに加え、設定ユーティリティソフト「らくらくアシスタント」、ウイルス対策ソフト「ウイルス警備隊V3（100日間試用版）」が付属する。

　「WL54AC」は、IEEE 802.11aに準拠した無線LANカード（PCMCIA）。セキュリティ面ではSSID、64/128/152bitのWEPに対応、WA7500Hに装着した場合MACアドレスフィルタリング機能も利用できる。本体サイズは54×119×5mm（幅×奥行×高）、重量は50g、対応OSはWindows XP/Me/98SE/2000。なお、WL54AC用の外部アンテナが9月に予定されている。

囗ニュースリリース
http://121ware.com/product/atermstation/info/2002/info0619.html
□NEC
http://www.nec.co.jp/
□NECアクセステクニカ
http://www.necat.co.jp/

（甲斐祐樹）
2002/06/19 13:53