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マクロメディア、Web開発ソフトの新版「Dreamweaver MX」など4製品を発売

「Macromedia Studio MX」の製品パッケージ
マクロメディア代表取締役の井上基氏
 マクロメディアは都内で新製品発表会を開き、8月2日からWeb製作ソフト「Macromedia Dreamweaver MX」、画像製作ソフト「Macromedia Fireworks MX」、サーバー製品「Macromedia ColdFusion MX」を発売すると発表した。すでに発売済みの「Macromedia Flash MX」などを統合したスイート製品「Macromedia Studio MX」も同時に発売する。

 各製品の販売価格は「Dreamweaver MX」が4万8000円、「Fireworks MX」が3万9800円、「Studio MX」が9万8000円。それぞれWindows版とMacintosh版がラインナップされる。また「ColdFusion MX」のプロフェッショナル版が30万円。

 各製品にはバージョンアップ版や教育関係者向けのエデュケーション版も用意される。また6月20日から8月1日までに従来製品を購入したユーザー向けに、無償アップグレードを受け付ける。

 発表会冒頭でマクロメディアの代表取締役である井上基氏は、インターネット通販やオンラインの証券取引などが必ずしもうまくいってない現状を語り、その理由として従来型のHTML記述によるWebサイトがユーザーにとってつまらなく、使いづらいことを挙げた。同氏は今回発表したMXシリーズ製品がそれらを解消できるとし「リッチインターネットアプリケーションと呼ばれるユーザビリティに優れたWebサイトが容易に構築できる」と述べた。

 Dreamweaver MXは、クライアント側Webサイトのデザイン作成に加え、新たにサーバー側アプリケーションのコーディングが可能になった。これにともないユーザーインターフェイスもデザイナー用、プログラマー用の2種類から選択することができる。

 コード編集機能で強化されたのは、タグの属性値をダイアログボックスから選べる「タグエディタ」、コードをテンプレート化して再利用しやすくする「スニペット」など。デザイン作業面ではテンプレートのネストが可能になり、サイト内共通デザインを特定のページだけ変更することが容易になった。

 Fireworks MXは、おもにWebサイトで使われる画像の作成ができる。新しく実装された「グラフィックウィザード」は、バナー広告用の画像を作る場合に有効な機能。基本となるデザインを作成し、その中に表示する画像と文章を外部データとして別途に挿入することで、複数の画像を作ることができる。

 ColdFusion MXは、JavaやMicrosoft.NET環境にも対応するサーバー製品。インターネット上で公開される検索エンジンなどを、サーバー自体がアクセスして使う「Webサービス」のサポートが充実しており、デモンストレーションでは検索サイト「google」の検索結果を、ユーザーの作成したWebサイトに取り込んで表示するデモが行なわれた。

 製品概要を説明したマクロメディア 取締役CTOの田中章雄氏は「MXとは単なるバージョンアップではなく、戦略的な新しい展開として認識して欲しい」と語った。

Dreamweaver MXの画面 Fireworks MXのグラフィックウィザード機能を使ったデモ。統一感のとれた複数のバナーが作れる


□ニュースリリース
http://www.macromedia.com/jp/macromedia/proom/pr/2002/studiomx_available.html
□Macromedia MX製品情報
http://www.macromedia.com/jp/mx/
□Macromedia MXアップグレードガイド
http://www.macromedia.com/jp/software/studio/productinfo/upgrade/
□マクロメディア
http://www.macromedia.com/jp/

森田 秀一
2002/06/20 17:30

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