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(C)IDC Japan, 2002 |
IDC Japanは、2001年から2006年における国内ルータ市場規模の予測を発表した。年間平均成長率では出荷台数ベースで16.2%、エンドユーザー売上金額ベースで7.4%となる見込みだという。
国内ルータ市場で、売上面ではハイエンドルータが、出荷面ではブロードバンドルータが牽引役を果たしているという。IDC Japanではハイエンドルータは2001年度売上が落ち込んだものの、2002年度で緩やかに回復、2003年度以降本格的に伸びていくと予測している。
ハイエンドルータのユーザーは企業またはサービスプロバイダやキャリアなどの事業者に分類され、今後は後者への出荷が上昇するとIDC Japanは見ている。また、ミッドレンジルータ、ローエンドルータの分野に関しては大きな成長は見込めないものの、SOHO分野においてブロードバンドルータの大きな需要があるとし、出荷ベースでの年間平均成長率は分野別でもっとも高い16.9%になるという。ただしSOHO分野では平均販売価格の下落も大きく、金額面での年間平均成長率は5.3%程度にとどまる見込み。
□IDC Japan
http://www.idcjapan.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/06/26 13:53
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