NTT(持ち株会社)は、社長直結組織の「ブロードバンド推進室」を7月1日から設置すると発表した。4月に発表された3ヵ年経営計画の中に盛り込まれていたもので、室長には代表取締役副社長の和才博美氏が就任し、推進室には40~50名の人員が配置される。
ブロードバンド推進室は、まずブロードバンドの特徴を活かした利用方法やその具体的効用を示した「ブロードバンドビジョン」を策定する。その上で、ブロードバンドを活用し、ビジネスとして成立するアプリケーションの創出と、NTTグループ内のブロードバンド関連設備の共用化や提供サービスの調整を並行して行なっていく。
ここで言うブロードバンドとは、光ファイバを示しており、創出するアプリケーションも100Mbpsの通信速度を活かしたものとなる。また、ブロードバンド設備の共有化とは、NTTグループ内にBROBA、OCNなど複数存在するプロバイダー事業の統合を意味している。
□ニュースリリース
http://www.ntt.co.jp/news/news02/0206/020627c.html
□NTTグループ3ヵ年経営計画
http://www.ntt.co.jp/news/news02/0204/020419.html
□NTT(持ち株)
http://www.ntt.co.jp/
(正田拓也)
2002/06/27 15:57
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