IEEE 802.11aの無線チップセットを供給しているアセロス・コミュニケーションズは、2.4GHzと5GHzにデュアルバンド対応するチップセットのプロトタイプ基板などを展示した。
展示されたものはIEEE 802.11b、IEEE 802.11a、IEEE 802.11gのいずれにも対応する無線LANチップセット「AR5001X」やIEEE 802.11aに対応する「AR5001A」など。暗号化方式としてはWEPに加えてAES(Advanced Encryption Standard)方式の暗号化もサポートした。
アセロスは先日、「AR5001X」の機能に加え、日本国内で屋外の無線LANに開放される予定の4.900~5.000GHzと5.030~5.091GHzに対応したチップセット「AR5001J」を発表したばかりだが、今回はAR5001Jのサンプルの展示は見送られた。
AR5001Jのサンプル出荷先や採用を検討しているメーカー名は明らかにしていないが、10数社に渡る模様で、米Atheros CommunicationsのCheryl Patstone氏によれば、「発表以後は各メーカーからは大きな関心が寄せられ、頻繁に採用の打ち合わせを行なっている」という。
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AR5001Xを使ったアクセスポイントのリファレンス基板 |
AR5001Xを搭載し、IEEE 802.11a/b/gに対応したMiniPCIボード |
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IEEE 802.11a/b/gに対応したCard Bus仕様のAR5001X搭載基板 |
IEEE 802.11aに対応したCard Bus仕様の無線LANカード内の基板 |
□アセロス・コミュニケーション
http://www.atheros.com/
□NETWORLD+INTEROP 2002 TOKYO
http://www.interop.jp/
(正田拓也)
2002/07/03 22:22
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