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アイコム、IEEE 802.11aに対応した無線LAN製品を出展

 アイコムのブースでは、IEEE 802.11aに対応した無線LAN製品を展示した。この日に発表となったルータ内蔵の無線LANアクセスポイントの「AP-120B(54Mbpsタイプ)」、6月末に発売開始された「SR-21BB」にIEEE 802.11a対応の無線LANカードを2枚セットにした「SR21S52G」。参考出品では、IEEE 802.11aとIEEE 802.11bの両方に対応した「AP-5000」など。

 「AP-120B」は、オフィスなどに向けた、ブロードバンドルータ内蔵のアクセスポイント。無線LAN機能はPCカードスロットに無線LANカードを挿入することによって実現し、今回発表されたものは、IEEE 802.11aに対応した無線LANカードがセットになった「AP-120B-1」で、オープンプライスだが、店頭での実勢価格は5万円を下回る見込みという。

 パラレルポートを装備し、プリンタサーバーとしても利用できる。WAN-有線LAN間のスループットは同社によるテストパターン測定で80Mbps。また、PCカードスロットにIEEE 802.11b対応のものを挿入すれば、IEEE 802.11b対応としても使えるが、11aと11bの同時使用はできない。

 参考出品として展示された「AP-5000」は、IEEE 802.11aとIEEE 802.11bの同時使用が可能なアクセスポイント。発売時期や価格などは未定としながらも、「年末に10万以下で発売し、この分野のプライスリーダーを目指したい」とした。

 AP-5000の詳細な仕様は未定だが、現在のところの仕様ではIEEE 802.11aとIEEE 802.11bの共用のダイバシティアンテナを装備し、無線モジュールはMiniPCIで内蔵する予定だという。使用する無線LANチップなどは明らかにされていないが、5GHz帯の屋外用の周波数帯をサポートしたチップを採用し、屋外用無線LANにも対応する可能性がある。

 なお、今回展示されたIEEE 802.11a製品をはじめアイコムの無線LANの新製品を中心に、暗号化方式としてWEPのほかにAESにも対応する。アイコムでは、WEPに替わる暗号化方式として製品への搭載をすすめていく方針だ。

新製品のAP-120B(54Mbpsタイプ) SR-21BBとIEEE 802.11a対応の無線LANカード IEEE 802.11aとIEEE 802.11bの同時使用ができるAP-5000(参考出品)


□アイコム
http://www.icom.co.jp/
□NETWORLD+INTEROP 2002 TOKYO
http://www.interop.jp/

正田拓也
2002/07/03 20:34

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