NECは、IEEE 802.11aに準拠した5GHz帯の無線LANチップセットの開発に着手し、12月にサンプル出荷を行なうと発表した。サンプル製品の価格は1万円を予定している。
このチップセットは、NTTのライセンスを取得したベースバンドLSIを搭載し、NECネットワークスと共同開発した製品。従来パソコンやPDAなどの端末で行なっていたメディアアクセス処理(MAC)をベースバンドLSI内蔵のCPUで処理することで、端末側の通信処理負荷を軽減し、スループットの向上が可能だという。また、伝送距離の延長も図られている。
NECでは12月にサンプル製品を1万円で出荷、2003年3月から量産を開始する。量産規模は1カ月で10万個の予定。
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0207/0302.html
□NEC
http://www.nec.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/07/03 19:41
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