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シマンテック、6月のウイルス被害ランキング、W杯便乗ウイルスが出現

 シマンテックは、2002年6月の国内外における月間ウイルス被害ランキングを発表した。国内・海外ともに1位は「W32.Klez(クレズ)」であるものの、被害件数は落ち着きつつある。

 国内のW32.Klez被害件数は前月の2252件から1515件へ、海外では前月の7万5628件から5万746件へと減少傾向にある。また、国内の2位は「W32. Badtrans.B@mm(バッドトランス)」が先月の4位から浮上したものの、被害件数自体は85件から61件へと減少し、前月と同じく3位の「W95.Hybris(ハイブリス)」も88件から56件へと減少、全体のウイルス被害も落ち着きつつあることがうかがえる。海外のランキングは前月と変わらず「JS.Exception.Exploit(エクセプション・エクスプロイト)」が2位、「W95.Hybris(ハイブリス)」が3位で、こちらも被害件数は下降している。

 なお、ランキングには登場しなかったものの、6月に行なわれたサッカーのワールドカップを受けた便乗型ウイルス「BAT.Beckow.Worm(ベッカウ・ワーム)」や「BAT.Wcup@mm(ダブルカップ)」などが発見されている。シマンテックでは、被害件数も少なく、危険度も高くはないものの、Eメールやインターネット経由で感染を広げるため、注意が必要であるとしている。


□関連記事:トレンドマイクロ、6月のウイルス被害報告でKlezが減少傾向に
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/07/02/tmicro.htm
□関連記事:シマンテック、5月のウイルス被害ランキングでKlezが2カ月連続の1位
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/05/symantec.htm
□シマンテック
http://www.symantec.co.jp/

甲斐祐樹
2002/07/04 12:37

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