ヤマハは、同社のブロードバンドルータRTA55i、RTA54i、RTW65i、RTW65b、RT60wの5機種について、Windows MessengerおよびMSN Messengerのファイル送信機能のサポートと、Universal Plug and Play（UPnP）などの不具合を解消したファームウェアをWebサイトで公開した。

　公開されたバージョンは、RTA55iが「Rev.4.06.20ベータ」、RTA54iが「Rev.4.05.08ベータ」、RTW65iとRTW65bが「Rev.5.03.22ベータ」、RT60wが「Rev.5.02.22ベータ」で、いずれも動作保証のないベータ版。

　追加された機能は、Windows MessengerとMSN Messengerのファイル転送機能と、UPnPのポートマッピングを消去するタイマを新設したこと。

　解消されたUPnPの不具合は、UPnPをOFFにした後もWindows Messengerで通信できてしまうことや、IPアドレスが取得できないとルータがハングアップしてしまうことなど。

　さらに、PPTPサーバ機能をサポートするRTA55i、RTW65i、RTW65bでは、PPTPの接続と切断を繰り返したりPPTPの負荷が高いと再起動する問題や、かんたん設定ページからPPTPのLAN間接続を行ない、キープアライブを設定しても1分以上無通信が続くと通信できなくなる不具合の修正が行なわれた。

□ネットボランチシリーズ
http://netvolante.jp/
□ヤマハ
http://www.yamaha.co.jp/

（正田拓也）
2002/07/11 18:37