プラネックスコミュニケーションズは、Universal Plug and Play（UPnP）に対応し、スループット91Mbpsのブロードバンドルータ「BRL-04FB」を発表した。参考価格は1万3800円で、7月19日ごろ販売開始される見込みという。

　BRL-04FBは、本体にMIPSの32bitチップを使用し、WAN-LAN間で91Mbpsという高速のスループット性能を持つ。この計測数値はテストパターンによるものではなく、OSにLinuxを搭載したパソコンによるFTPサーバーから、BRL-04FBを介してWindows XP搭載パソコンにファイル転送を行なって測定した。アップロード・ダウンロードともに約91Mbpsのスループットを記録している。

　UPnPへの対応は、Windows Messengerのビデオチャット、ファイルの送受信、リモートアシスタント、アプリケーション共有などをサポートし、LAN側の複数パソコンの同時利用にも対応している。また、UPnPとは別にLAN側のパソコンからNetMeeting、Yahoo Messengerなどを利用できる機能も搭載した。

　セキュリティ面では、ファイアウォール機能に不正アクセス検出機能を搭載し、インターネットからDoS攻撃を受けた場合のログを記録したり、Eメール送信を行なうこともできる。また、時間帯や利用するサービスに応じてLAN側のパソコンのインターネットアクセスを制限することもできる。そのほか、VPN（IPsec、PPTP、L2TP）パススルー、ダイナミックDNSサービスにも対応している。

　なお、装備するインターフェイスは、WAN側に10BASE-T/100BASE-TXを1ポート、LAN側にはクロス・ストレートを自動判別する10BASE-T/100BASE-TX×4ポートのスイッチングハブを備える。本体のサイズは170×142×22mm（幅×奥行×高）、重さは585g。

□製品紹介（BRL-04FB）
http://www.planex.co.jp/brl-01/brl-04fb.htm
□プラネックスコミュニケーションズ
http://www.planex.co.jp/

（正田拓也）
2002/07/12 19:08