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IEEE 802.11a/11b両対応のAP「LD-WL5411/AP」標準価格5万9800円 |
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IEEE 802.11a対応のPCカード「LD-WL54/CB」標準価格1万4800円 |
エレコムは、IEEE 802.11a/802.11b両対応の無線LANアクセスポイント「LD-WL5411/AP(標準価格5万9800円)」と802.11a対応の無線LAN PCカード「LD-WL54/CB(同1万4800円)」を発表。802.11a対応の無線チップはアセロス製を採用、いずれも8月上旬に販売開始する。
無線LANアクセスポイント「LD-WL5411/AP」は、IEEE 802.11a準拠の5.2GHz帯を使用する最大54Mbpsの無線LANと、IEEE 802.11b準拠の2.4GHz帯を使用する最大11Mbpsの無線LANの両方に対応。セキュリティ機能では、ESS ID、MACアドレスフィルタリング、WEP64/128bitに対応する。セキュリティについては、802.11a環境と802.11b環境を別に設定できる。
無線LAN PCカード「LW-WL54/CB」は、IEEE 802.11aに準拠、最大54Mbpsの通信に対応する。アクセスポイントを利用するインフラストラクチャ・モードのほか、無線LANカード同士で通信するアドホック・モードも利用できる。セキュリティ機能はESS ID、WEP64/128bit、MACアドレスフィルタリングに対応。ダイバシティアンテナ搭載により「安定したデータ通信を実現した」としている。
アクセスポイント、PCカードともにマルチチャンネル・ローミング機能を搭載しており、複数のアクセスポイントがある場合、電波の受信状態が最も良いアクセスポイントに自動的に切り替わる。また、5GHzの周波数はチャンネルごとの干渉が発生しにくいよう設定されており、4チャンネルをすべて使用しても電波干渉の問題は起こらないという。
PCカード「LD-WL54/CB」については、これまで市場に出ているIEEE 802.11a対応無線LAN PCカードが標準価格で2万円以上していたのに比べ、かなり安価な価格設定となっているが、店頭価格はほぼ標準価格並みが予想されている。現在IEEE 802.11a対応無線LAN PCカードは店頭価格が1万5000~6000円程度のため、標準価格程度でも従来他社製品に比べ価格的には少し安いことになる。
なお、IEEE 801.11a対応無線チップは現在事実上の標準と言ってよいアセロス製が採用されており他社製品との接続も可能な場合が多いと思われる。エレコムは、基本的にはエレコム製品同士での使用を推奨しているが「すでにI-Oデータ、プラネックス、インテル製IEEE 802.11a対応PCカードと当社APの接続確認が取れている」としており、その他の他社製品についても、随時エレコムのホームページで接続確認済み製品の情報などを提供していく予定であるという。
□アクセスポイント「LD-WL5411/AP」ニュースリリース
http://www.elecom.co.jp/news/20020722/54mbps_access_point/index.html
□無線LAN PCカード「LD-WL54/CD」ニュースリリース
http://www.elecom.co.jp/news/20020722/54mbps_pc_card/index.html
□エレコム
http://www.elecom.co.jp/
(工藤ひろえ)
2002/07/22 15:04
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