アイ・オー・データ機器は、IEEE 802.11b対応の無線LAN製品を3種類発表した。PCカード型の「WN-B11/PCMH」、USB接続の「WN-B11/USBH」、CF型の「WN-B11/CF」の3タイプを用意し、ホットスポット利用に便利なユーティリティを付属するなど利便性を高めた。標準価格は「WN-B11/PCMH」が7500円、「WN-B11/USBH」が9800円、「WN-B11/CF」が1万3000円。いずれも7月下旬から出荷を開始するという。
PCカード型の「WN-B11/PCMH」では、搭載する無線LANチップを従来製品「WN-B11/PCM」で採用したintersil製Prism 2.0からPrism 3.0チップに変更。付属するユーティリティは設定をプロファイル化し、自宅、会社、ホットスポットなど複数の無線LANアクセスポイントを簡単に切り替えて利用できるようにした。
また、接続の際には、Windows XPに表示装備される無線LANユーティリティの「Zero Config」のように、電波を受信したアクセスポイントを一覧表示させることも可能。設定ファイルを保存して他のパソコンで利用すれば複数のパソコンへの設定も容易だ。ホットスポット内で電波が良好な場所を見つけやすくするためにリアルタイムに状況表示ができる機能も加えた。対応OSはWindows XP/Me/2000/NT 4.0/98/95OSR2となっている。
「WN-B11/USBH」はUSB1.1でパソコンと接続するタイプの無線LANアダプタ。従来の「WN-B11/USB」と同じAtmel製の無線LANチップを搭載し、外観も従来製品とほぼ同一となる。付属のユーティリティは「WN-B11/PCMH」用と同じ機能を持ち、複数の無線LANアクセスポイントを簡単に切り替える機能や、電波状態を詳しく表示する機能を持たせた。対応OSは、Windows XP/Me/98/2000。
「WN-B11/CF」は、CF Type2対応の無線LANカード。小型のアンテナを採用したため、PDAやパソコンに挿入した際の突起部を小さくした。サスペンド/レジュームに対応し、モバイル環境での素早い起動もできる。また、「WN-B11/PCMH」「WN-B11/USBH」と同様、設定のプロファイル化によって、アクセスポイントの切り替え、電波状況の表示などの機能を搭載した。Windows XP/Me/98/2000のほか、Pocket PC 2002/2000、Handheld PC 2000にも対応する。
なお、製品ともSSID、64/128bitのWEPなどのセキュリティ機能をサポートしている。
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WN-B11/PCMH |
WN-B11/USBH |
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WN-B11/CF(正面) |
WN-B11/CF(側面) |
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付属ユーティリティで電波を受信したアクセスポイントの一覧を表示 |
電界強度だけでなく、リンク速度、リンク品質もグラフ表示が可能 |
□ニュースリリース
http://www.iodata.co.jp/news/200207/02_PR024.htm
□アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.co.jp/
(正田拓也)
2002/07/22 17:42
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