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JAL、2004年に国際線機内で通信衛星を使ったインターネット接続サービス

 日本航空(JAL)は、旅客機メーカー・ボーイングのビジネスユニットの1つとなるCBB(Connexion by Boeing Inc.)と協力して通信衛星を使った機内インターネット接続サービスを提供する。予定では、2004年中に長距離国際線でサービスを開始し、その後に他路線に拡大していくという。

 提供されるサービスでは、乗客が持ち込むパソコンやPDAで、EメールやWebサイトへのアクセスといった通常のインターネット接続のほか、機内のサーバーに定期的に蓄積される最新ヘッドラインニュースや天気予報、機内サーバーに蓄積されたWebコンテンツが利用できる。インターネット接続は有料だが、機内サーバーへのアクセスに限っては無料で提供される見込み。

 また、現在のところ、機内のネットワークとパソコンやPDAとの接続方法は決まっていない。CBBによる検証では無線LAN、有線LANともに機内での使用に問題がないことが確認されており、利便性の高い方法を検討していく。また、通信速度は機内での利用者数や同じ通信衛星のエリアに飛行中の機体の数に左右されるとしながらも、ユーザーには8Mbps程度の使用感が確保される見込み。また、インターネットの利用料についても1フライトあたり20~30ドルを目途に調整を進めているという。

 機内と外部との接続に使う通信衛星は、すでにヨーロッパ地区用の衛星は打ち上げられているが、アジア地区用の衛星は打ち上げに至っていない。それに加え、衛星との通信を行なうには各国で無線の免許が必要になるため、日本でのサービス開始は2004年ごろになると予測している。


□ニュースリリース
http://www.news.jal.co.jp/JAL_NEWS.ns4/3f0c671aa08aadb84925
64180033e126/2346d80855e457ff49256bfe001e369c?OpenDocument

□日本航空
http://www.jal.co.jp/
□ボーイング
http://www.boeing.com/

正田拓也
2002/07/23 17:16

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