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シマンテック、Outlookを利用して頒布する新種ウイルス

 シマンテックは、新種ウイルス「W32.Lavehn.A@mm」の発見を報告した。危険度は「低」だが、感染した場合Microsoft Outlookを利用して感染活動を行なうため、感染力は「高」とされている。また、パソコン内のファイルを削除する活動を行なうため、注意が必要だという。

 W32.Lavehn.A@mmの影響を受けるのはWindows XP/Me/98/95/2000/NT 4.0で、Macintosh、Linux、Unixなどには影響しない。このウイルスは件名が「ADMISION 2003」となっているEメールに「Unheval.exe」という名前のファイルとして添付される。ファイルを実行した場合、Microsoft Outlookのアドレス帳に登録されている宛先全員に自身を添付して送付する。また、Systemフォルダのレジストリを変更し、パソコンが起動するたびにUnheval.exeが起動するように設定を変更した上で、ユーザーのパソコン内にある拡張子がxls、.doc、.mdb、.mp3、.rpt、.dwgといったファイルをすべて削除するという。

 シマンテックでは7月22日付でW32.Lavehn.A@mmを検出するウイルス定義を公開しているが、22日以前のウイルス定義でも「Bloodhound.W32.VBWORM」として検出するという。また、感染したパソコンはレジストリが変更されるため、ユーザーは手動でレジストリの修正を行なう必要がある。


□W32.Lavehn.A@mm
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.lavehn.a%40mm.html
□シマンテック
http://www.symantec.co.jp/

甲斐祐樹
2002/07/23 19:43

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