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　NTT-MEは、電話回線・CATVケーブル・テレビアンテナ・電源などに対応した雷防護アダプタ「シアターガード」（NP-16Z・11BS）を7月29日から発売する。価格は7800円で、NTT-MEが直接販売するほか全国の家電量販店などでも販売される。

　「シアターガード」は、誘導雷からAV機器やブロードバンド機器などを保護するための製品。CS放送が普及してAV機器がTVアンテナと電源以外に電話回線に接続するなど、配線箇所が増えることで誘導雷の被害に遭う危険性が増したため、この製品を企画した。また、CATVを導入している家庭では、チューナーのほかにケーブルモデムを経由してパソコンと接続しているため、誘導雷による被害もパソコンなど広範囲に及ぶ可能性があるという。

　誘導雷とは、落雷が起こったときに、落雷の電流で周辺に電磁界が発生し、周囲の電線などに発生する過電流のこと。電灯線や電話線を家庭に引き込む際には保安器が入っているが、誘導雷から機器を守るために、保安器で遮断されないレベルの過電流を「シアターガード」などの防護装置によって遮断する必要があるという。

　本体に装備される防護回路は電源部、電話回線部、IF端子（アンテナ線）部の3つ。機器のAC電源、電話回線、アンテナ端子を「シアターガード」経由で配線する。電源部は15Aまで機器を接続でき、電話端子はADSLを使用した回線にも対応、IF端子部の通過周波数帯域は10MHz～3GHzまででテレビ放送からCATV、BS・CSまでをサポートする。

シアターガードと機器の接続イメージ

□ニュースリリース
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2002/nws020726a.htm
□NTT-ME
http://www.ntt-me.co.jp/

（正田拓也）
2002/07/26 17:13