NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は31日、個人/SOHO向けのIPv6アクセスサービス「OCN ADSLサービス IPv6デュアル(A)」を8月1日より開始すると発表した。サービスは、アッカ・ネットワークスと共同で提供されるもので、1本のADSL回線でIPv4とIPv6を同時に利用できるデュアルスタック接続を採用している。
IPv6デュアルでは、アクセスラインにアッカのADSL回線(8Mプラン)を利用し、1契約ごとに/48のIPv6アドレスを固定的に割り当てる。サービスは、アッカからレンタルされるADSLモデムを「ブリッジモード」に切り替えて、対応するルーターを接続して利用する。現在、対応するルーターとしてヤマハの「RTA55i」が挙げられており、同製品には、8月上旬に公開されるファームウェアでデュアルスタックの機能が追加されるとのこと。
デュアルスタック接続は、NTT Comが従来から提供しているトンネル接続(IPv4上にIPv6を通す方式)と比べると、設定が簡単、固定のIPv4アドレスが不要、料金が安いなどの利点が挙げられる。
開始当初のエリアは東京23区、埼玉県朝霞市、川口市、戸田市、千葉県市川市、浦安市、 松戸市などの計116局で、8月下旬には9局を追加、その後も随時拡張する予定だ。IPv6デュアルは、従来のADSL接続とは別サービスの扱いとなり、初期費用は3,800円、月額5,980円(別途NTTの回線利用料金とモデムのレンタル料金が必要)となる。また、IPv6アドレスに「xxx.users.ocn.jp」を割り当てるDNSサービスも提供される。
□ニュースリリース(NTT Com)
http://www.ntt.com/release/2002NEWS/0007/0731.html
□ニュースリリース(ヤマハ)
http://www.yamaha.co.jp/news/2002/02073102.html
□関連記事:NTTコム、ADSLを用いたIPv6/IPv4デュアルスタック接続サービスを開始[Internet Watch]
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0703/nirepo2.htm
□NTTコミュニケーションズ
http://www.ntt.com/
囗ヤマハ
http://www.yamaha.co.jp/
(安達崇徳)
2002/07/31 18:52
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