レーベルゲートは、ソニーが発表した新著作権管理・配信技術の「OpenMG X」を使った「レーベルゲートMQ方式」による音楽配信サービスを8月中に開始し、順次新方式へ切り替えていくと発表した。
レーベルゲートMQ方式では、ユーザーは「OpenMG X」に対応したプレーヤーソフト「MAGIQLIP(マジクリップ)」を事前にパソコンにインストールして、楽曲コンテンツを利用する。現在、レーベルゲートでは「Madison Player」を使用するが、「MAGIQLIP」でも「Madison Player」で購入した楽曲を再生することもできる。
今回採用する「OpenMG X」はパソコンへの配信のほか、プレイステーション 2、AV機器、携帯機器などへのコンテンツ配信にも対応したDRM(Digital Rights Management)技術。著作権管理情報を暗号化するモジュール、配信を行なうサーバーモジュール、プレーヤーなどを開発するクライアントモジュールからなり、配信側がユーザーの視聴機器での再生期間や回数といったコンテンツの著作権管理を行なうことが可能だ。
「OpenMG X」に対応する「MAGIQLIP」が利用できるパソコンの動作環境は、OSがWindows XP/Me/2000SP2/98SEで、MMX Pentium 233MHz以上のCPU、64MB以上のメモリ、50MB以上のハードディスク空き容量などが必要とされている。
なお、8月7日からレーベルゲートMQ方式の先行サービスとして、ビクターエンタテインメントの音楽配信サイト「なあ!(na@h!)」と、ソニー・ミュージックエンタテインメント「bitmusic」で新方式による先行無料配信が行なわれる。「なあ!」では、ザ・コブラツイスターズの「いつかの少年」、「bitmusic」ではbirdの「フラッシュ」など4曲が無料で視聴できるという。
□レーベルゲート
http://www.labelgate.com/
□なあ!(na@h!)
http://naah.jvcmusic.co.jp/
□bitmusic
http://bit.sonymusic.co.jp/
(正田拓也)
2002/08/07 15:31
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