NTTは、2002年度第1四半期の経営情報を発表し、6月末時点でのグループ企業のサービス契約数を発表した。ブロードバンド関連ではNTT東西のフレッツ・ADSL、フレッツ・ISDN、Bフレッツの契約数、OCNとぷららの契約数などが含まれ、NTT東西を合わせたBフレッツの契約数は4万1000件、フレッツ・ADSLは138万8000契約にのぼったという。

　Bフレッツの契約数はNTT東日本で2万8000件、NTT西日本で1万3000件。2001年度末（2002年3月）時点でそれぞれ1万2000件、6000件であったことから、3カ月で倍以上の契約者の伸びがあったことになる。さらに、2003年3月末にはNTT東日本が36万2000件、NTT西日本が25万6000件の契約となると予測しており、夏から秋にかけての大幅なエリア拡大やニューファミリー、ファミリー100タイプの提供などが普及を加速させると思われる。

　フレッツ・ADSLの数値は先に総務省によってDSL普及状況として公開されているものと同一で、NTT東日本が75万件、NTT西日本が63万8000件となった。2003年3月末の予測ではNTT東日本では121万3000件、NTT西日本は120万4000件の契約となると予想され、今後も伸びが続くとしている。

　また、フレッツ・ISDNの契約数も発表されており、3月末に対して増加し、NTT東日本では69万3000件、NTT西日本では67万件の契約がされている。2003年3月末でもさらなる増加が予想されており、ADSLが導入できない地域や、ISDNが必要な環境において手軽な常時接続サービスとして需要があるとの判断が伺える。

　そのほか、NTTコミュニケーションズのOCNと、ぷららネットワークスのぷららの契約数も発表されており、それぞれ320万2000件、157万件の契約があるとした。

□ニュースリリース
http://www.ntt.co.jp/news/news02/0208/020809.html
□NTT
http://www.ntt.co.jp/

（正田拓也）
2002/08/12 13:58