NTT東日本およびNTT西日本は、フレッツ・ADSLの初期費用について値上げも含めた見直しを行なっていることを明らかにした。フレッツ・ADSLを申し込んだものの、開通できなかったユーザーに対して料金の減免などを行なう代わりに、初期費用の値上げを行なうことを検討しているという。
フレッツ・ADSLは、最大8Mbpsまたは1.5Mbpsで接続できるベストエフォート型のインターネット接続サービスであり、地域によっては速度が出ない、または接続できないといった場合も生じる。NTT東日本では、フレッツ・ADSLを申し込んだものの、接続ができなかったユーザーに対して工事費を減免するなどの対策を検討しているとした。
また、このような減免対策によって発生する費用を、開通したユーザーの初期費用に上乗せするといった検討も行なっているという。減免される金額や初期費用に上乗せされる金額、料金改定の時期などは現在検討中であり、決定次第正式な発表を行なうとNTT東西はコメントしている。
【UPDATE】 NTT東日本によれば、今回の価格見直しはフレッツ・ADSLだけでなく、イー・アクセス、アッカ・ネットワークス、Yahoo! BBといった他事業者も含めたADSLサービス全体について行なわれるものだという。ADSLの回線工事を行なったにも関わらず、まったく接続できないといった場合には、工事費の2800円を徴収しない構え。また、開通した場合の初期費用については、数百円程度の値上げを行なう予定だという。
□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
□NTT西日本
http://www.ntt-west.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/08/20 16:55
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