アライドテレシスは、同社のブロードバンドルータ「CentreCOM AR230E」の新ファームウェア「Ver.2.1.0」を公開した。PPPoE 2セッションを同時確立できるようにしたほか、細かい点の仕様変更や不具合修正が行なわれた。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
「Ver.2.1.0」では、PPPoEを同時に2セッション確立ができるようになった。通常のISPとフレッツ・スクウェアに同時に接続するといった使い方にも対応し、通信経路はドメイン名、IPアドレスとポート番号で振り分ける。また、複数グローバルIPアドレスを割り振られた状態でも、NATが利用できるようになり、プライベートアドレスが割り振られたパソコンを混在させることも可能になった。
そのほか、NetBIOSのフィルタ設定を各ポート毎に設定できるようにし、ログをメール送信する際の仕様変更、設定画面の変更なども合わせて行なわれた。
不具合については、ステルスモード時に一部ポートへのアクセスが応答してしまうことや、バーチャルサーバ設定時にセッションが10分で切断されてしまう点、LAN側のパソコンからWAN側のDNSサーバーに問い合わせを行なうと本体がリブートする場合がある点などが修正された。
□リリースノート
http://www.allied-telesis.co.jp/support/ar230e/relnote.htm
□関連記事:アライドテレシス、実効スループット45.6Mbpsのルータ「AR230E」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/11/26/ar230e.htm
□アライドテレシス
http://www.allied-telesis.co.jp/
(正田拓也)
2002/08/23 14:49
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