エレコムは、ADSLスプリッタを並列接続した場合にナンバーディスプレイが表示できないといった不具合を解消できるラインセパレータ「LD-ADSLSR」を9月中旬に発売する。標準価格は1600円。
1本の電話回線に対して複数のモジュラージャックが用意されている親子電話などで、分岐される前の回線部分にスプリッタを接続することができないといった環境でADSLを利用する場合、分岐されたすべての回線にスプリッタを接続する必要がある(図参照)。エレコムによれば、こういった環境下ではデータ通信に必要な帯域が削られてしまい、ナンバーディスプレイが表示されない、Faxが送信できない、ダイヤル、Lモードの誤作動といった問題が生じる場合があったという。LD-ADSLSRはノイズのフィルタリングによって帯域を確保し、これらの不具合を解消できるとしている。
LD-ADSLSRの本体サイズは61.5×41.5×24mm(幅×奥行×高)、重さは30g。1つのスプリッタにつき1つのLD-ADSLSRが必要となる。
□ニュースリリース
http://www.elecom.co.jp/news/20020827/line-separator/index.html
□エレコム
http://www.elecom.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/08/27 14:21
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