首都圏・東海・中部・関西のCATV事業者など9社1団体は、IP電話サービスの事業化検討を行なう団体「広域ケーブルフォン検討会」を発足させた。今後は参加各社間で連携を図り、2003年春頃のIP電話サービス開始を目指す。

　検討会に参加するのは、関西IP電話研究会、ZTV、シーテック、スターキャット・ケーブルネットワーク、中部ケーブルネットワーク、東海デジタルネットワークセンター、TOKAIグループ、イッツ・コミュニケーションズ、ジャパンケーブルネット、日本デジタル配信。参加者については随時検討を行ない、より広範な地域での連携を目指すとしている。

　検討される内容は、CATV事業者が広域に連携してスケールメリットを出すこと、通話エリア・料金で有利なサービスを構築すること、設備投資額・運営コストの低減を実現することの3つを実現するための方策。これに付随して、通信プロトコルの選定など技術的な面での話し合いも行なっていく。

□ニュースリリース（日本デジタル配信）
http://www.jdserve.co.jp/topics/020827.html
□ZTV
http://www.ztv.co.jp/
□シーテック
http://www.ctechcorp.co.jp/
□スターキャット・ケーブルネットワーク
http://www.starcat.co.jp/
□中部ケーブルネットワーク
http://www.ccnw.co.jp/
□東海デジタルネットワークセンター
http://www.bme-net.co.jp/
□イッツ・コミュニケーションズ
http://www.itscom.net/
□ジャパンケーブルネット
http://www.j-cnet.co.jp/
□日本デジタル配信
http://www.jdserve.co.jp/

（森田 秀一）
2002/08/28 12:42