会見中、終始にこやかだったアントニオ猪木氏

最後には「ダーッ!!」もやってくれました

　NTT-MEは8月29日に都内で記者会見を開催し、アントニオ猪木氏の動画情報サイト「闘魂.TV」の有料サービスを9月1日から開始すると発表した。会見には猪木氏も出席し、関連する新コンテンツを同時発表した。なお「闘魂.TV」料金は月額2000円。

　今回の記者会見は、テレビゲームや携帯電話向けサービスなど、猪木氏関連商品を一同に集めた「闘魂プロジェクト」の発表会として開催。猪木氏は「元気ですかー!!」の大きな叫び声とともに会場へ登場し、「元気があれば何でもできる。元気があればブロードバンドも楽しい」とお得意のフレーズを披露した。

　闘魂.TVは、7月25日のサービス開始から8月31日までを無料期間として、広く一般向けに公開中。猪木氏へのインタビュー映像を中心に、対談や記者会見の模様をオンデマンド視聴できる。なお配信はNTT-MEのISPサービス「WAKWAK」単独ではなく、NTT-XやNTTブロードバンドイニシアティブとも協力し、「gooブロードバンド」や「BROBA」を通じても配信する。

　NTT-ME常務取締役の和佐野哲男氏は「ブロードバンド分野で（NTTグループの）最先端を切り開く3社がタッグを組み、猪木さんを全面的にサポートしていく」と闘魂.TVへの期待を語っている。また1日あたりのサイト訪問者数も約1万人を数え、「サービスとしても上々の出足」と所感を述べた。今後は有料会員5000加入を目指すという。

　闘魂.TVでは有料化後の新コンテンツとして、インターネットラジオ「闘魂レディー“O”（闘魂レディーオー）」を追加する。また今冬発売予定のテレビゲーム（猪木氏プロデュース）とも連動する計画で、ゲームクリア後のパスワードを闘魂.TVで入力すると秘密のコンテンツが閲覧できたり、闘魂.TVで表示される情報をゲームで使うとゲームキャラクタが強化されたりするという。

　猪木氏は会見中、ブロードバンドに対する期待を求められると「昔から発想が早すぎるといわれてきた。でも10年早いと言われていたのが5年、5年早いと言われたのが3年と、最近はそれが埋まってきたかな。いつかはテレビ放送局を自分で持ち、また（かつて訪問した）パキスタンや北朝鮮といったところにもブロードバンドの発信基地を構えたい」と今後の夢とともに語った。

□闘魂.TV
http://www.tokon.tv/
□関連記事：NTT-ME、アントニオ猪木「闘魂プロジェクト」の記者発表会をライブ中継
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/08/28/inoki.htm
□関連記事：NTT-ME、アントニオ猪木の動画が視聴できる情報番組「闘魂.TV」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/07/24/toukon.htm
□NTT-ME
http://www.ntt-me.co.jp/

（森田 秀一）
2002/08/29 18:13