Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
【Click Here!】
IIJ、中小規模の企業を対象としたセキュリティ対策サービス

IIJの鈴木幸一社長
 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、中小規模の企業を対象とした「「IIJ Mailゲートウェイサービス」および企業向けメールホスティングサービス「IIJ ポストオフィスサービス」の新品目として、ウイルス対策を強化したオプションサービス「セーフティ」を11月上旬から開始する。

 IIJ Mailゲートウェイサービスは、メールサーバーを自社で構築している企業を対象として提供される。2002年3月にはアカウントが1000以上の企業を対象とした同名のサービスがIIJテクノロジーから発表されているが、今回のサービスは1~50アカウントから利用可能で、中小規模の企業が対象となる。トレンドマイクロの「Interscan VirusWall」を使用し、送受信メールのウイルスを検出・駆除する「ウイルスプロテクション」、「社外秘」などといったキーワードをフィルタし、該当するメールの送信を保留することで情報漏えいを防止する「メール監査」、送受信メールのサイズを最大10MBに制限するといった機能が利用できる。

 IIJポストオフィスサービスの新メニューとなるセーフティは、メールサーバーを持たない企業に対してIIJのメールサーバーを提供するホスティングサービス。IIJ Mailゲートウェイサービスと同様に送受信メールの検出・駆除が可能な「ウイルスプロテクション」のほか、SMTP認証やSSLを利用したメールメール送信手段となるPOP/SMTP over SSLといったセキュリティ機能が利用できる。なお、SMTP認証は本サービスの基本機能のため、SMTP認証に対応するメーラーが必須となる。

 料金はIIJ Mailゲートウェイサービスが初期費用として1万円、月額料金がウイルスプロテクションのみで3万円、メール監査のみで4万円、両方を利用する場合で5万円で、50アカウントまで無料で利用できる。セーフティは初期費用が5000円、月額料金が1万円で10アカウントまで無料で利用可能。

 IIJの鈴木幸一社長は、「インターネットはメールに始まりメールに終わる」とコメント、、情報漏えいや盗み見といったセキュリティ対策の必要性を語った。また、「電話などを考えれば、通信手段は本来自己で管理するものではなかった」と述べ、セキュリティ対策は一企業の管理者に任せられる限界があるとして、IIJへアウトソーシングするメリットを強調した。


□ニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2002/iij-mgw.html
□関連記事:IIJ、メールのウイルスチェックなどを行なうゲートウェイサービス
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/02/20/iij.htm
□IIJ
http://www.iij.ad.jp/

甲斐祐樹
2002/09/02 16:23

Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.