世界ウイルス地図

　ソースネクストは、ウイルス対策ソフト「McAfee.com」シリーズのアップグレード版を9月4日より無償で配布すると発表した。対象となるのは「ウイルススキャンオンライン」「パーソナルファイアウォール Plus」「プライバシーサービス」「インターネットセキュリティ Super」の4種類。

　ソースネクストはMcAfee.com製品の特徴として、ライセンスが有効であれば新機能を追加したアップグレード版を無償で提供することを謳っている。今回の無償アップグレードでは、7月29日に配布を開始したパソコンの安全度チェックソフト「セキュリティ・センター」との連携が図られたほか、新機能が追加されている。

　ウイルススキャンオンラインでは、ウイルスの統計を世界地図上で表現する「世界ウイルス地図」が新たに追加された。また、ウイルスを駆除できなかったファイルなどを隔離する機能、ウイルス定義ファイルを前回と比べて新しくなった分だけダウンロードする「差分アップデート機能」などが追加され、インターフェイスも変更されている。

　パーソナルファイアウォール Plusでは、外部から攻撃を受けたIPアドレスやポートなどの情報を表示できる「ハッキング統計」、不正アクセス情報を世界地図上に表示できる「世界ハッカー地図」などが追加された。ウイルススキャンオンライン同様インターフェイスも変更されている。また、プライバシーサービスではインターフェイスの変更のほか、パスワードなしで利用するオプション機能が追加されている。

　無償ダウンロード開始日は、ウイルススキャンオンラインが9月4日、パーソナルファイアウォール Plus、プライバシーサービス、これら3製品とセキュリティ・センターをセットにしたインターネットセキュリティ Superが9月5日からとなる。

□McAfee.com 日本語版サイト（ソースネクスト）
http://www.sourcenext.com/mcafee/
□関連記事：ソースネクスト、McAfee.com製品について個人向けセキュリティ新構想を発表
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/08/07/snext.htm
□ソースネクスト
http://www.sourcenext.com/

（甲斐祐樹）
2002/09/03 20:37