「エスポート京橋」の完成イメージ

　京阪電気鉄道は、10月4日にリニューアルオープンする大阪市の京橋駅ビル「エスポート京橋」に無線LANアクセスサービスを導入する。駅ビルがNTT西日本の「フレッツ・スポット」のエリアとなるもので、京阪電鉄によれば、駅ビルで無線LANを提供するのは関西初の試みであるという。

　設置される無線LANのアクセスポイントは駅の1階コンコースや京阪モールの1～3階のカフェ、7階のホテルのロビーなど。駅のホームは座ってインターネットに接続するための場所がないため、アクセスポイントは設置されない。

　京阪電鉄では、駅ビルのリニューアルにあたり、駅を通過施設ではなく交流・滞留拠点としての機能を持たせるともに「駅の街化」を行ない、地域のランドマークとなることを目指したという。その一環として、駅をIT対応させ、駅ビル内で無線LANを利用したインターネット接続を可能にした。リニューアルオープンする京橋駅は京阪グループのモデル駅となり、他の京阪電鉄の主要駅の「駅の街化」を進めていくという。

　なお、京橋駅ビルに導入されるNTT西日本のフレッツ・スポットは、IEEE 802.11bを使った最大11Mbpsの通信速度を持つ無線LANアクセスサービス。NTT西日本のフレッツシリーズのユーザーが月額800円の料金を払うことで利用できる。

□ニュースリリース
http://www.keihan.co.jp/news/kcompany/news/news01/02-16.html
□京阪電気鉄道
http://www.keihan.co.jp/
□フレッツ・スポット（NTT西日本）
http://www.ntt-west.co.jp/flets/spot/

（正田拓也）
2002/09/05 14:24