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パナソニックセンターが9月14日に東京・有明にオープン


パナソニックセンターの外観

 松下電器産業は、9月14日に東京・有明に松下グループの総合情報受発信拠点「パナソニックセンター」をオープンさせる。「ユビキタスネットワーク社会の実現」と「地球環境との共存」をテーマとするとともに、任天堂、吉本興業、ネスレジャパン、林原自然科学博物館と共同で運営するスペースもある。

 パナソニックセンターは「Panasonic」ブランドの現行製品も展示しているが、それ以外にコンセプト商品を多く展示。それを見て、触って、実体験した来館者から意見を“受信”していき、その結果を製品やサービスに反映していく役割もあるいう。館内には、ユビキタスネットワーク社会の実現を実証するため、ギガビットネットワークが張り巡らされ、外部とは100Mbpsのメトロイーサネットで接続されている。

 展示は1~4階までとなっており、1階はAVC商品・電子サービスを中心とした展示、2階は暮らし環境をテーマとした近未来商品やサービスを提案している。4階は一般公開はされないが、ビジネス向けのソリューションなどが展示される。1階と3階には林原自然科学博物館「Dinosaur FACTory」があり、吹き抜けには全長25mのブラキオサウルス・アルティソラックスの恐竜標本が置かれている。

 また、1階には、任天堂のゲームソフトを体験できる「Nintendo Game Front」、「ブロードバンドカフェ E-FEEL」が設置されているほか、別棟にブロードバンド対応の収録スタジオ「パナソニックセンター有明スタジオ」も開設される。

 ブロードバンドカフェ E-FEELは、松下電器産業とダウンロードステーション、ネスレジャパンが運営する。パソコンが設置され自由にインターネットにアクセスできるほか、ダウンロードステーションが用意した、ほかでは見られない独自コンテンツを閲覧することもできる。

 カフェ内は、ユーザーが持ち込んだパソコンを利用できるよう、NTTドコモの無線LANアクセスサービス「Mzone」のエリアともなっている。有線LANのコネクタもカフェ内に20個用意され、有線LANも利用できる。有線アクセスには「Tru'Connect」と呼ばれるシステムを採用し、通常のDHCPサーバーによるIPアドレスの割り当てだけでなく、固定のIPアドレス設定がされているパソコンでも、そのまま通信できる仕組みとなっている。

 林原自然科学博物館「Dinosaur FACTory」は、Bluetoothをサポートした来館者用PDAを400台用意し、来館者ひとりひとりが、展示品に隣接したアクセスポイントにそれをかざすことで、手元で動画の説明を視聴できる。この情報は登録され、見学した展示品の情報などを、後で自宅や学校からインターネットを使って復習できる仕組みも用意されている。

 パナソニックセンターはりんかい線の国際展示場駅から2分の場所にあり、営業時間は11~18時、休館日は月曜日と年末年始。入場は無料だが、林原自然科学博物館「Dinosaur FACTory」は有料となり、大人800円、中高生400円、小学生200円の入場料がかかる。

AVC製品とNintendo Game Frontがある1階フロア 2階には近未来製品も展示。話しかけて家の機器をコントロールするロボット
一般公開されない4階にはビジネス向けソリューション展示 「Dinosaur FACTory」でひとりひとりに貸し出されるPDA
ブロードバンドカフェ E-FEELにはイーサネットポートが用意され、有線でネットワークに接続できる 。 E-FEELに備え付けられるノートパソコン


□パナソニックセンター
http://www.panasonic-center.com/
□松下電器産業
http://www.matsushita.co.jp/
□吉本興業
http://www.matsushita.co.jp/
□ダウンロードステーション
http://www.d-station.net/
□ネスレジャパン
http://www.nestle.co.jp/
□林原グループ(林原自然科学博物館)
http://www.hayashibara.co.jp/

正田拓也
2002/09/06 18:27

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