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沖電気、10Gbps帯域保証可能な光ファイバアクセス新方式

 沖電気工業は、10Gbpsまでの帯域保証が可能になる光ファイバアクセス方式を開発したと発表した。光符号分割多重方式と呼ばれるもので、ギガビットクラスで帯域保証をサポートするとともに、一つのネットワークで同時に数種類のサービスを受けることができるという。

 ユーザー間で帯域を共有する従来の方式では、10Mbpsの帯域でもアクセスが集中すると実際の帯域は3Mbps程度になってしまう。そのデメリットを解消したこの方式は、ファイバ中の波長1つ分の帯域を複数の通信チャネルに分割するため、あらかじめ保証された帯域での通信が可能になるという。通信チャネルは光符号により振り分け、各ユーザーの帯域の要求に対応し、動画・音声・データなどの複数サービスを同時に伝送できる。

 符号化に使用した光符号器は、ファイバブラッググレーティング(FBG)と呼ばれる素子を使用しており、1つの符号器で1~10Gbpsの通信速度に対応した。

 沖電気は、この新方式で10Gbpsまでの帯域保証サービスを実現できることを実験で実証したという。大容量で高QoSのアクセスサービスを実現したり、情報が多様化する時代にも対応できる方式だとしている。

 なお、この新方式は、光符号分割多重方式に使用する光符号器と光符号受信器の実用化を行なった上で、1年後を目標に商品化していくという。


□ニュースリリース
http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2002/09/z02054.html
□沖電気工業
http://www.oki.com/jp/

正田拓也
2002/09/10 17:13

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