日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、独自の22Mbpsの伝送速度を持つ無線LANチップ「TNETW1100」を搭載した製品が、国内の無線設備の技術基準の適合証明・認証業務を行なうテレコムエンジニアリングセンター(TELEC)から認証を取得したと発表した。
この製品に搭載される「TNETW1100」は、IEEE 802.11bに準拠するとともに、独自のPBCC-22変調方式により2倍の22Mbpsの伝送速度を持つモードも備えている。認証を受けたものはOEM先に無線LANモジュールの供給を行なっている台湾GST社の製品で、無線LAN PCカードおよびアクセスポイントが認証を取得した。
すでに、米国では無線LAN機器メーカー3社がPBCC-22変調方式の製品を発売しており、今回の国内での認証取得により、日本TIでは日本国内でもPBCC-22変調方式の利用が拡大すると見ている。
□日本テキサス・インスツルメンツ
http://www.tij.co.jp/
(正田拓也)
2002/09/10 14:16
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