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ソニーの出井伸之会長(中央)と、出井会長のサイン入り本をもらう篠原ともえ(左)。右は篠原ともえ曰く「シノラーに次ぐSo-net第2の顔」であるモモ |
ソニードリームワールド2002のエンタテインメントゾーンでは、ソニーの出井伸之会長と篠原ともえによるトークショーが行なわれた。これはSo-netが篠原ともえをパーソナリティに迎えた番組「Happy Store」によるイベントで、トークショーの模様は9月18日に配信、無料で視聴できる。
トークショーは、一般から寄せられた出井会長への質問を篠原ともえが投げかける形式で進められた。1つめの質問は「雑誌のインタビューなどでは難しい顔をしているけれど、気分転換はどのようにしているのか」というもの。これに対して出井会長は「日本の経済など、難しい質問をされたらそれは難しい顔になってしまう」と切り返した。ゴルフをしている時は自然と楽しい表情になるし、ゴルフのキャディには「本当に難しい顔をしているけれど、笑顔はチャーミングですね」と褒められたという話を披露、趣味の時間を持つことが何よりの気分転換であると語った。
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「下らない質問ばかりじゃないの?」と牽制をしかける出井会長。胸に見えるのはモモのマスコットか |
「朝起きて考えることは?」という質問には「月曜日は会社に行くのが嫌だなぁ。」と即答、会場の笑いを誘っていた。そういった時は1日のスケジュールを確認し、楽しそうな予定を見つけることで気持ちを切り替えるという自分流のコツを紹介した。
「ハリウッドに対抗できるような日本の映画クリエイターを育てるつもりはありますか?」という質問には「やはり映画はハリウッドが一番」と一刀両断。多数の人種が集まるハリウッドに比べ、日本人しかいない日本では作品の質もまったく違うと語った。ただし、日本ではコミック業界とゲーム業界の質が高い点を指摘、ゲームについてはハリウッドを越える可能性があるということを強調、日本においては映画よりこの2つが有望であるとした。
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自分のテーマカラーと言う赤のネクタイをプレゼントされて喜ぶ出井会長。次に控えるNHKのインタビューで身に着けると約束 |
ソニーは就職先としても人気が高い企業として知られているが、出井会長は「入った人はがっかりしているんじゃないかな?」とコメント、ソニーもあくまで普通の会社であることを強調した。しかし「ソニーは頑張れば夢が実現できる場所」であり、大事なのは環境ではなく本人の意思であること点を示唆した。このトークショーを実施したSo-netについては「ソニーの魅力的な入り口」であり、「レストランも入口でうまいかどうかを判断する」ように、ソニー全体のイメージを決定づける大事な役割であると語った。今後はSo-netをはじめとするグループ会社がどんどん活躍することで「どこが親会社かわからないくらいになってほしい」と展望を語った。
トークショーでは篠原ともえと出井会長の名刺交換も行なわれ、「メール友達になってください」という篠原ともえのお願いも「どっちが先にメールするかが大事だね」と快諾、Happy Storeへの出演も「面白いテーマにしてよ」と要望を出しつつも約束を交わしていた。So-netについても「ここへ出演したことがエールそのもの」とコメント、ソニーの玄関的存在として期待していることを伺わせた。
このトークショーの模様は9月18日にHappy Storeで配信される。視聴にはRealPlayerを使用し、配信時間は17時から18時まで。放送の翌日以降は、オンデマンド配信で視聴できる。
□関連記事:So-net、篠原ともえ出演のライブ番組「Happy Store」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/04/24/happy.htm
□Happy Store
http://www.so-net.ne.jp/happystore/
□So-net
http://www.so-net.ne.jp/
□ソニードリームワールド2002
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Events/SDWE/top.html
(甲斐祐樹)
2002/09/13 19:36
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