KDDIグループの「OSIプラス」は10月10日に、IP電話用の音声プロトコル「H.323」「SIP」に対応したブロードバンドルータ「ViBroGATEシリーズ」2モデルを発売する。ISPなど、VoIPサービスの提供を行なう事業者向けに販売していく。販売価格は受注台数によって異なるためオープンプライスとし、推定販売価格についても公表していない。

　発売されるのは、H.323に対応する「DT-10001H」と、SIPをサポートする「DT-10001S」。搭載するファームウェアが異なるだけで、ハードウェア仕様は同一。WAN側に10BASE-Tポートを1つ、LAN側に10BASE-T/100BASE-TXポートを装備、NATやDHCPサーバー/クライアント機能に対応するため、一般的なルータとして利用できる。なおWAN-LAN間のスループットは非公開。

　IP電話用には、RJ-11モジュラージャックを電話回線用と電話機用にそれぞれ1つ用意した。ViBroGATEに接続したまま、通常のアナログ回線による発信・着信ができるほか、ViBroGATE間の無料IP電話などが利用できるという。

　本体サイズは172×158×38mm（幅×奥行×高）、重量は0.41kg。今後はファームウェアアップデートで、Universal Plug and Play（UPnP）に対応する予定だ。

□OSIプラス
http://www.osiplus.co.jp/

（森田 秀一）
2002/09/19 18:47