SNOOPY! BB利用時のイメージ。画面左のスヌーピーが3Dモデリングされたもの PEANUTS (C) United Feature Syndicate, Inc.

画面左からユナイテッド・メディアの岩渕秀俊会長、NECインターチャネルの黒川湛社長、ヤフーの井上雅博社長

　NECインターチャネル、ユナイテッド・メディア、ヤフーの3社は10月上旬より、人気キャラクター「スヌーピー」が登場するデジタルコンテンツ「SNOOPY! BB」を配信する。Yahoo! BB会員限定のコンテンツで、月額利用料金は300円。

　SNOOPY! BBは、スヌーピーが登場するコミック「ピーナッツ」の各種キャラクターが登場。週替わりで自動的に配信される壁紙をコレクションしたり、キャラクターイラストが描かれたオンライングリーティングカードをユーザー間で送りあうことができる。また現在産経新聞で連載されている4コマ漫画を閲覧することも可能だ。

　もう1つの大きな特徴は、3Dでモデリングされたスヌーピーがデスクトップを歩きまわる「お散歩スヌーピー」。ぬいぐるみの断面データなどをもとにモデリングされたスヌーピーがデスクトップ画面を歩き回るだけでなく、コミックで描かれているポーズをとったり、踊ったりするという。

　3Dキャラクターの作成はNECインターチャネルが担当した。モデリングの完成度について同社の黒川湛社長は「シュルツ（ピーナッツの作者）さんの家族にも非常にエキサイティングと言われた」と語り、自信を見せた。

　SNOOPY! BBサービスが開始される背景には、NECインターチャネルが2000年5月から展開中の携帯電話向けコンテンツ「いつでもスヌーピー」での実績がまずある。コンテンツ・クリエイション事業部長の桔梗純氏によれば、利用会員数は現在約100万人。中でも会員の大部分を占める20～30代女性は関連グッズ購入意欲も旺盛で、ブロードバンド環境向けサービスについても相当数の購入が見込めるという。

　Yahoo! BBでは会員数拡大のために未開拓顧客層である女性向けのコンテンツが必要と判断。またピーナッツキャラクターの版権元であるユナイテッド・メディアは、女性スヌーピーファン周辺のファミリー層にもアピールしたいという思惑が一致し、SNOOPY! BBの開始に至ったという。

　SNOOPY! BBコンテンツは日々更新され、月単位で新規のコーナーも追加していく予定。長期的には3Dキャラクター機能をより強化し、ユーザーの気分や嗜好に応じたメッセージを自動表示する機能などを付加したい意向だ。

　なおSNOOPY! BBはPentium 266MHz以上のCPU、500MB以上のハードディスク空き容量、OSとしてWindows XP/Me/2000/98が搭載されたパソコン上で動作する。

□SNOOPY! BB
http://bbpromo.yahoo.co.jp/promotion/snoopy/index.html
□NECインターチャネル
http://www.neic.co.jp/
□ユナイテッド・メディア（日本のスヌーピー公式サイト）
http://www.snoopy.co.jp/
□Yahoo! BB
http://bbpromo.yahoo.co.jp/

（森田 秀一）
2002/09/25 19:19