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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NAC、新種ウイルス「Bugbear」を危険度「中」に指定

 ネットワークアソシエイツ(NAC)は9月30日、大量メール送信型ワームの新種「W32/Bugbear@MM」を発見。危険度を「中」に設定し、警戒を呼びかけている。なお同社では、ウイルス定義ファイル「4226」で対策済み。

 「W32/Bugbear@MM」は、パソコン上のアドレス帳を利用して、メールを大量に送信するタイプのウイルス。ネットワークの共有ファイルや、メールの添付ファイルとして感染を広げる。感染メールは英文で件名や本文が表記されており、添付ファイルには「doc.pif」といった2重の拡張子が設定されていることが多いという。

 Bugbearは1度実行されると、自己のコピーである無作為な名前の実行形式ファイル(拡張子EXE)をWindowsフォルダなどに作成。次回のパソコン起動時に同時実行されるようレジストリを書き換える。またネットワーク上の別マシンのスタートアップフォルダにも自身をコピーしようとする。

 なおBugbearはほかにも、感染したパソコンで動作しているウイルス対策ソフトを停止させようとしたり、キーボードの打鍵履歴を監視して、入力される個人パスワードなどの収集を試みるという。


□ニュースリリース
http://www.nai.com/japan/prelease/pr_02B.asp?pr=02/10/01
□W32/Bugbear@MMについて
http://www.nai.com/japan/virusinfo/virB.asp?v=W32/Bugbear@MM
□日本ネットワークアソシエイツ(NAC)
http://www.nai.com/japan/

森田 秀一
2002/10/01 14:50

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