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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
gooリサーチ、ナローバンドの約9割がブロードバンドへの移行を希望

 三菱総合研究所とNTT-Xが提供する「gooリサーチ」は、インターネットによるアンケート「ブロードバンドの利用状態についての調査」の調査結果を発表した。本調査によれば、常時接続を利用するユーザーは全体の75%を超えるという。また、ナローバンドユーザーの約90%がブロードバンドへの移行を検討している。

 この調査はgooリサーチのWebサイト上で2002年9月2日から9月17日まで実施され、2万9394人が回答した。回答者のうち常時接続サービスのユーザーは76.2%で、2002年1月調査時の59.7%と比較して大幅に増加。この内訳はADSLが59.7%で半分以上を占めた一方で、フレッツ・ISDNが23.2%から14.2%へ、CATVが26.2%から21.0%へとシェアを落としている。また、光ファイバはシェアこそ小さいものの、0.8%から2.6%へと3倍以上の伸びを示している。

 サービスを提供する事業者別にみると、ADSLではフレッツ・ADSLが34.4%で1位、Yahoo! BB(Yahoo! BBめたりっく含む)が27.4%で2位となり、上位2事業者で全体の半分以上のシェアを獲得している。以降3位はイー・アクセスの16.7%(旧J-DSL含む)、アッカ・ネットワークスの11.5%。光ファイバの事業者ではBフレッツの42.9%が半分近いシェアを占め、2位にケイ・オプティコムの25.9%、3位に有線ブロードネットワークスの9.2%と続く。

 ダイヤルアップ接続やフレッツ・ISDNユーザーのうち、ブロードバンドへの移行を具体的に検討しているユーザーは全体の16.6%で、「出来れば切り替えたい」というユーザーを含めると89.3%がブロードバンドを希望している。具体的に検討しているユーザーが移行予定の回線はADSLが69.6%と1位だが、2位には光ファイバが21%で、光ファイバのさらなる伸びを感じさせる結果となっている。

 プロバイダーの乗り換えを行なったユーザーも多く、回答者の52.6%が乗り換えあるいは新規プロバイダーと契約している。このうち約70%がそれまでのプロバイダーを解約酢済みまたは解約を検討しており、解約の理由は「接続料金が割高」「接続スピードが遅い」がそれぞれ30%近くを占めている。

 ブロードバンドの関連サービスでは、IP電話サービスを知っていると答えたユーザーが76.9%、ネットワークゲームが82.8%と知名度の高さがうかがえる。ただし、実際に利用したユーザーはIP電話サービスが13.4%、ネットワークゲームが5.6%という結果になり、まだまだユーザーに身近なサービスとは言いがたい状況が示されている。公衆無線LANサービスについては「サービスの内容まで知っている」と回答したユーザーが25.5%である一方、「知らない」と回答したユーザーも21.4%に上り、有料のサービスを利用したユーザーは「サービスの内容まで知っている」としたユーザーの中でもわずか1.2%という結果になった。


□ニュースリリース
http://www.mri.co.jp/NEWS/2002/pr02101800.html
□gooリサーチ
http://research.goo.ne.jp/
□三菱総合研究所
http://www.mri.co.jp/
□NTT-X
http://www.nttx.co.jp/

甲斐祐樹
2002/10/22 17:14

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