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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
マイクロソフトなど4社、情報漏洩・改ざん対策ソリューションを提供
マイクロソフトのセキュリティ関連活動

 マイクロソフト、ラック、インターネット セキュリティ システムズ(ISS)、トリップワイヤ・ジャパンの4社は、Windows環境で構築されたシステムのネットワークセキュリティを大幅に強化する「情報漏洩・改ざん対策ソリューション パッケージ」を提供開始した。

 パッケージは「Web改ざん対策ソリューションパック」「イントラネットソリューションパック」の2つがあり、前者はWebページの改ざんを自動的に検知し元に戻したり、乗っ取り・不正利用、情報漏洩などの対策を行なう。後者の「イントラネットソリューションパック」は社内サーバーとクライアントの守る監視を行なう。価格は両パッケージともに299万8000円。「Web改ざん対策ソリューションパック」にはオプションのセキュリティ監視サービスが260万円で用意される。

 このパッケージは、Windows 2000 Server 上で、ISSの不正侵入防御ソリューション「RealSecure」とトリップワイヤのサーバー上のデータの完全性を保証するソフトウェア「Tripwire for Service/Tripwire Manager」を組み合わせたもの。ラックが販売・保守を行ない、マイクロソフトが販促活動を担当する。この取り組みは日本国内だけのものとなる。

 今回の取り組みについて、マイクロソフト製品マーケティング本部シニアプロダクトマネージャの古川勝也氏は、現在取り組んでいる「信頼できるコンピューティング」の一環だと説明した。現在できることとしては「Strategic Technology Protection Program(STPP)」があり、STPPではセキュリティに関するポータルサイトの開設などの情報提供と製品強化を行なう。さらに日本ではパートナーとの取り組みを重要視し、現在、万一の際の早急な対応策を広めることができるよう、業界連絡網の緊急告知フレームワークの構築も行なっているという。

 そういった活動の中で、今回、4社協業で提供するセキュリティアライアンスは、販売・保守を行なうラックからの連絡をユーザーにいち早く届けることができ、攻撃された上に加害者とされかねない現在のセキュリティ問題に対策できるソリューションを、4社共同で提供していくのだという。

 実際にソリューションパッケージの販売・保守を行なうラック セキュアネットサービス営業本部の清瀬紀次氏は、情報漏洩・Web改ざんの本当のリスクは「情報漏洩による個人情報漏洩やWebページ改ざんは企業のイメージダウンとなり、企業賠償責任やそれによる株主代表訴訟などにつながっていく」と説明、これらの対策はファイアウォールやウイルス対策ソフトだけになく、更なる対策として今回提供するようなソリューションが必要だと説明した。

Web改ざん対策ソリューションパック イントラネットソリューションパック


□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases02/102202security_lac.asp
□マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

正田拓也
2002/10/22 17:45

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