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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NCジャパン、オンラインRPG「リネージュ」のネットカフェ支援事業
オンラインRPGゲーム「リネージュ」の画面

 オンラインRPGゲーム「リネージュ」を提供するエヌ・シー・ジャパン(以下NCジャパン)は、ネットカフェを支援する新事業「NCSP(NetCafe Service Program)」を11月より本格的に開始する。

 「リネージュ」は、韓国で1998年正式サービスをスタートし、現在世界で600万人のユーザー数を持つオンラインRPGゲーム。日本国内では2001年月からテスト運用を開始し、登録ユーザー数は延べ27万人を突破。現在、8万人を超えるアクティブユーザーがいるという。

 NCジャパンの野辺継男社長は、韓国でリネージュとPCバン(韓国のネットカフェ)が相互に効果をもたらしながら市場を拡大してきたことを述べ、自宅でプレイすることが多い日本国内においても、ネットカフェを使った利用を促進していくため、NCSPを提供するとした。また、ネットカフェで遊ぶというスタイルを定着させることで、オンラインRPGの仲間と現実にも顔を合わせてプレイしたり、あるいは仲の良い友人と並んで遊ぶなど、仮想世界と現実を結びつけることで、さらにゲームの楽しさを広げることができると述べた。

 NCSPの内容としては、リネージュ公認システムを採用し、公認のネットカフェにはサポートやキャンペーングッズの提供などを行なうことで顧客の呼び込みなどを支援。現在250店ある公認ネットカフェでは1ユーザーあたりの平均利用時間数が約17時間という数字を挙げ、「リネージュの導入は、カフェの売上増加に必ず貢献できる」と強調した。リネージュは、ソフトは無料で、ユーザーは15日間無料で試用し、その後アクセス権を有料で支払う課金モデルを取っているが、ネットカフェではユーザーは無料でリネージュを遊べる。NCジャパンはネットカフェからアクセス時間に応じた従量料金を徴収する形になるが、最初の1000時間が1時間40円で、利用時間が伸びるほど1時間あたりの料金が安くなり、5000時間超では1時間10円となる。

 NCジャパンでは、NCSPにより2002年10月現在約250店舗の公認ネットカフェを2003年9月には600店舗まで増やし、ユニークユーザーも現在の約1万人から約3万人へと、約3倍に増やすことを目標としている。

NCジャパン野辺社長「リネージュによって、ネットカフェの発展にも貢献できると考えている」 ホームページのバナーからの会員獲得に対するアフィリエートプログラムなども用意される


□エヌ・シー・ジャパン
http://www.ncjapan.co.jp/
□リネージュ
http://www.lineageonline.jp/

工藤ひろえ
2002/10/30 19:42

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