NTTコミュニケーションズ（NTT Com）は、ADSL接続サービスと準定額制の通話料金プランを組み合わせた法人向けサービス「FL@T ONE」を11月上旬より開始する。月額料金は2200分の無料通話時間とADSLを組み合わせた「FL@T ONE プラン1」の場合で1万5000円。

　FL@T ONEは、NTT Comが運営するプロバイダー「OCN」が提供するアッカ・ネットワークスのADSL 12Mタイプに対応したプラン「OCN ADSLサービス12M（A）」1契約と、準定額制の通話料金を合わせたサービス。通話料金は1分8円で、無料通話分を超えた場合はそのまま課金される。

　また、携帯電話もあらかじめ登録した10番号まで無料通話分を利用できる。FL@T ONEに加入した回線から携帯電話への通話はNTT Comが割り当てる「060」から始まる番号を利用して3分80円で、携帯からFL@T ONE加入回線へはフリーダイヤルを経由して通話することで昼間3分80円（夜間3分74円）で課金。登録された番号以外の発着信はFL@T ONEの対象外となり、通常の電話料金が別途加算される。また、「070」からはじまるPHSは本サービスの対象外となる。

　料金は2200分の無料通話時間を含んだ「FL@T ONE プラン1」が1万5000円、8600分の無料通話時間を含んだ「FL@T ONE プラン2」が5万円。通話料金は距離や時間に関係なく1分単位で端数を切り上げて計算する。

　なお、電話を主体としてサービスを利用するユーザー向けに、「OCN ADSLサービス12M（A）」を利用しない「FL@T ONE ワイド」「FL@T ONE ライト」も用意される。FL@T ONE ワイドはADSLおよび携帯電話への発着信サービスを省略し、異なる事業所間で内線番号による通話が可能な「コーポレートネット機能」をサポート、設定した番号以外へのFAX送信を防ぐなどの機能によってセキュリティを高めている。FL@T ONE ライトはADSLの利用はできないが、携帯電話への発着信をサポートする。

□ニュースリリース
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2002NEWS/0010/1031.html
□NTT Com
http://www.ntt.com/

（甲斐祐樹）
2002/10/31 19:56