Rooster（SC-RS3DH）にAirH"カードを装着したところ

　サン・コミュニケーションズは、PCカードスロットを搭載し、PHSによるインターネット接続も可能なルータ「Rooster（SC-RS3DH）」を11月25日に発売する。標準価格は1万6800円。

　「SC-RS3DH」は、WAN側にADSL・FTTH・CATVなどのブロードバンド回線に接続して使用できるほか、PCカードスロットにAirH"カードを装着することで、固定回線のない場所でPHS回線経由でインターネット接続ができる特徴を持つ。また、2004年1月発売予定の専用の無線LANカード「RoosterCard」を装着することで、無線LANアクセスポイント内蔵ルータとしても利用できる。

　ブロードバンドルータとしては、WAN-LAN間のスループットはFTP転送で最大80Mbpsの性能を持つ。搭載する機能はデータの内容も監視する「ステートフル・パケット・インスペクション・プラス」ファイアウォール、バーチャルサーバ、DMZ、VPN（PPTP、IPsec）パススルーなど。Universal Plug and Playはサポートしないが、LAN側のパソコンからNetMeetingが利用できる機能を搭載している。

　PCカードスロットに装着できるAirH"カードは、本多エレクトロン「AH-G10」をはじめ6機種。また、発売予定の無線LANカード「RoosterCard」を装着すると、IEEE 802.11bに準拠したアクセスポイント内蔵ルータとなり、セキュリティ機能は64/128bitのWEPのほか、ESS-IDを隠してESS-ID検索を防止する機能も搭載する予定という。

　本体に装備されるインターフェイスは、PCカードスロットのほか、WAN側に100BASE-TX/10BASE-Tを1ポート、LAN側に100BASE-TX/10BASE-Tの4ポートスイッチングハブ、設定を初期化するリセットスイッチも装備した。サイズは146×111×35mm（幅×奥行×高）で、重さは130gとなる。

□サン・コミュニケーションズ
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（正田拓也）
2002/10/31 16:29