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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT東西、フレッツ・セーフティで対策ファイルが本体メモリ超過の恐れ

Web Caster GateLock X200
 NTT東日本およびNTT西日本は、フレッツ向けセキュリティサービス「フレッツ・セーフティ」で、対応機器が正常に機能しない可能性があると発表した。

 フレッツ・セーフティは、同一ネットワーク内のセキュリティ対策をルータで一括して行なうサービス。NTT東西によれば、昨今のウイルスの急激な増加に伴い、セキュリティ対策ファイルの容量が機器の販売当初に予測していたよりも増加しており、結果として機器のメモリ容量を超過する恐れが出てきたという。

 このため、NTT東西では今後フレッツ・セーフティ向けに提供するセキュリティ対策ファイルの容量圧縮を図るとともに、今後すべての対応機器の販売を中止、レンタル制のみとする。

 すでに提供されているフレッツ・セーフティ対応機器のうち、NTT東日本のみで提供する「Web Caster GateLock X200」は、2005年11月には本体のメモリ容量を超過する恐れがあるため、早急に変更する必要がある。NTT東日本では、対象機器のメモリ容量を超える前に対策ファイルの供給を停止、対応機器を購入したユーザーに対しては、最新の対応機器レンタル料を22カ月間負担し、レンタル制への移行を図る。GateLock X200の販売台数は約20,000台。

 「Web Caster GateLock X300」「Web Caster X400V」「Web Caster X310」については当面メモリ超過の危険はないものの、対応が必要になった場合はWebサイトなどで告知すると同時に、ユーザーへ個別に連絡する。

 なお、トレンドマイクロでも同様のセキュリティサービス対策ルータとして「GateLock X200」を提供しているが、こちらはユーザー数が減少していることも踏まえて、2006年1月末でパターンファイルの提供を終了する予定という。また、パターンファイル容量を小さくするといった最適化を実施することで、パターンファイル提供終了まではメモリ超過の問題はないとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0509/050922.html

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(甲斐祐樹)
2005/09/22 16:17
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