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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
OCN、月額315円で利用可能な会員向けIPv6通信サービスを12月上旬開始

サービスイメージ図

NTTコミュニケーションズ コンシューマ&オフィス事業部 鈴木聡介氏
 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が運営するOCNは、個人の接続会員向けにIPv6通信サービス「OCN IPv6」を12月上旬に開始する。月額料金は315円。

 OCN IPv6は、トンネリングを用いてIPv6によるインターネット通信を行なえるサービス。/64の固定および非固定グローバルIPアドレスブロックをそれぞれ付与するため、1セッションずつ合計2セッションを同時に利用できる。

 同社コンシューマ&オフィス事業部の鈴木聡介氏によれば、「自宅では固定、外出からは非固定という使い方が想定される」という。具体的には、外出先からホームネットワークに接続されたIPv6ネットワークカメラにアクセスし、リアルタイムで映像をモニタリングしたり、外出先から自宅のPCに保存されているファイルへアクセスする、といった使い方を挙げる。従来のIPv4との併用も可能だ。

 接続プログラムについてはNTT Comのサイトで無償ダウンロード提供する。対応OSはWindows XP SP2。LinuxやFreeBSDなどUNIX系OSについては、接続に必要な仕様を公開する予定で、接続機能の開発が可能となる。また、ルータメーカーにおいても「OCN IPv6」への接続機能の標準準備について準備を進めているという。なお、PPPおよびPPPoE終端を行なうPCでの利用は、12月末に実施している接続プログラムのバージョンアップで対応する。

 鈴木氏は「IPv6の普及を阻害していた使い勝手の悪さを全て克服した」と自信を示す。サービス開始後3年間で最低10万ユーザーの利用を目指すが、「現在提供されているIPv6通信サービスのほとんどが月額数千円。OCN IPv6では月額315円という低価格で個人への浸透を図る。また、IPv6対応機器が増えるにつれて会員数は爆発的に伸びる」としている。同社では今後、携帯電話からの利用やDNSホスティングなどに対応する考えだ。


OCN IPv6を利用してリモートにある玄関のドアを閉会するデモが行なわれた


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0011/1121.html


(増田 覚)
2005/11/21 20:40
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