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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
松下電器、ネットサービス「Tナビ」の報道関係者向けセミナーを開催

操作説明を行なうTナビサービスグループの大野マネージャー
 松下電器産業は、5月15日発売予定のネットワークサービス「Tナビ」対応デジタルハイビジョンテレビ、「デジタルT(タウ) D30Tシリーズ」の報道関係者向け説明会を行なった。会場では、実際にインターネットへ接続されたデジタルTの実機も展示された。

 Tナビ利用時のテレビ画面の解像度は800×450ドット。ブラウザは同社独自のものを使用し、CPUなど詳細なスペックは非公開となっている。デジタルT(タウ)からTナビサイトへアクセスする際は、リモコンにある「Tnavi」ボタンを押すことでTナビポータルサイトへ接続される。その後は、十字キーと決定ボタンを使ってコンテンツの閲覧を行なっていく。

 また、検索キーワードなどを入力する際は、テレビ画面にソフトウェアキーボードを表示して入力する方法と、携帯電話での文字入力と同様に、リモコンのチャンネルボタンを利用して入力する、2種類の方法が用意されている。テレビ本体にはSDメモリーカードスロットが搭載され、各サイトから購入した一部のコンテンツがSDメモリーカードへと保存できる。会場では、SDメモリーカードを利用した「SDカラオケマイク」用の楽曲ダウンロードが実際に行なわれた。

 Tナビコンテンツ以外のサイトを閲覧できるかの質問について同社では、ブラウザにURL入力機能があり、閲覧は可能であるとしながらも、正しく表示されない可能性があるので同社では推奨しないという。また、Tナビを用いたストリーミング映像配信の受信については、現在のスペックでは実現が難しいとした。また、ユーザーごとの通信速度が同一ではないADSL回線が主流の現段階では時期尚早だとして、今後、FTTHが普及してきた段階で改めて対応を検討するという。

 「Tナビ」サービスについて説明を行なった同社 Tナビサービスグループの大野誠一マネージャーは、「サービス開始時にはTナビサイトとして21コンテンツが開設されるほか、今後も順次Tナビサイトの拡充を行なっていく」と述べた。また、同社が想定しているTナビサービスのメインターゲットはファミリーユースであるとして、個人での利用が中心となっているパソコンからのインターネット接続とは根本的に異なっていると発言した。なお、今後発売されるデジタルT(タウ)シリーズには「Tナビ」機能が標準搭載される。


一番最初に表示される「Tナビポータルサイト」 コンテンツはジャンルごとにまとめられている

Tナビコンテンツサイトの1つ「グルメぴあ」 Tナビコンテンツ以外のサイトへはURLを直接入力することで閲覧できる

付属のリモコン テレビ背面にあるイーサネットポート

関連情報

URL
  Tナビサービス紹介ページ
  http://panasonic.co.jp/enet/products/tnavi/
  デジタルT(タウ)紹介ページ
  http://panasonic.jp/tv/dtv/

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(村松健至)
2003/04/25 20:17
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