Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
OCNが迷惑メール対策を強化。「Inbound Port 25 Blocking」などを導入

 NTTコミュニケーションズが運営するOCNは、迷惑メール対策の一環として「迷惑メール自動判定」と「Inbound Port 25 Blocking」を4月下旬に導入する。

 迷惑メール判定は、事前に同意手続きを行なったOCN会員宛てに送られるメールについて、OCNのサーバー上で迷惑メールかどうかを判定し、該当するメールに判定結果や件名に[meiwaku]タグを付加する。OCNではこれにより、ユーザーが利用する電子メールソフトの振り分け機能と併用することで、迷惑メールを指定フォルダに仕分けることが可能になるとしている。

 Inbound Port 25 Blockingは、動的IPアドレスからOCN会員(ocn.ne.jp/mbn.or.jp/dream.com)宛てに送信されたメールを規制するというもの。規制となるのは、OCNが管理する動的IPアドレスに加え、他のISP分も含まれ、同社では各事業者と交渉の上、対象となる動的IPアドレスを拡大していく考えだ。なお、POP before SMTPやメール投稿ポートを利用したメール送信に関しては、引き続き利用できる。

 また、送信元IPアドレスの正当性を検証する「uRPF(unicast Reverse Path Forwarding)」がOCNの全サービスで、4月5日より順次適用される。uRPFはルータが相互に経路情報をやり取りして動的に作成したルーティングテーブル情報に基づいたもの。OCNでは他ISPを経由したデータや、OCNから送信されたデータについて、送信元IPアドレスが偽装されている場合にはその通信を遮断する。

 このほか同社では、すでに導入しているOutbound Port25 Blockingの対象地域の拡大、OCNのネットワーク上に迷惑メールを隔離するサービスの導入を今後進めるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2006NEWS/0004/0405.html

関連記事
OCN、Outbound Port25 Blocking導入など迷惑メール対策を強化


(村松健至)
2006/04/05 17:56
Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.