マイクロソフトは9日、次期インスタントメッセンジャー(IM)ソフト「Windows Live Messenger」のベータ版を公開した。日本語版も公開されており、同社のサイト「Windows Live Ideas」から無償でダウンロードできる。
Windows Live Messengerは、MSN Messengerの後継バージョンとなる次期IMソフトで、2005年12月から一部ユーザーのみを対象としたベータテストを実施してきた。今回の公開により、誰でも参加可能なオープンベータテストとなる。
Windows Live Messengerの新機能としては、コンタクトリストの相手ごとに設けられる共有フォルダ機能がある。共有フォルダにファイルを入れておくと、オンラインになった際に自動的に相手の共有フォルダとの間で同期が取られる。また、コンタクトリストが「Windows Live Contacts」として統合され、メールソフト「Windows Live Mail」や、ブログサービス「MSN Space」と共通で利用できるようになる。
映像による会話にも対応し、Webカメラを利用して動画での対話が可能となった。また、オフラインの相手にもメッセージを送ることが可能となり、相手は次回ログイン時にメッセージを受け取る形となる。このほか、VerisonのWeb Callingサービスを使用した「Windows Live Call」機能を備え、Windows Live Messengerから一般電話への通話をサポートする。ただし、現時点でサービスが利用できるのは米国、英国、ドイツ、フランス、ドイツの5カ国で、日本からは利用できない。