対象となるOffice製品には、Windows版のOffice 2003/XP/2000の他、Mac OS X版の「Office 2004 for Mac」「Office v. X for Mac」も含まれる。また、Officeファイルの閲覧用ソフトとして無償で配布されている「Excel Viewer 2003」「Word Viewer 2003」についても、修正パッチの対象となっている。
最大深刻度が緊急となっているパッチの他の2件は、「MS06-035」がServerサービスの脆弱性に対する修正パッチで、「MS06-036」はDHCPクライアントサービスの脆弱性に対する修正パッチ。どちらもリモートでコードが実行される危険のあるもので、影響を受けるOSはWindows XP/2000およびWindows Server 2003。
このほか、最大深刻度が重要とされている2件は、「MS06-033」がASP.NETの脆弱性により情報漏洩が起こる可能性のある脆弱性を修正するパッチで、影響を受けるOSはWindows XP/2000およびWindows Server 2003。「MS06-034」が、WebサーバーのInternet Information Services(IIS)の脆弱性を修正するパッチで、影響を受けるOSはWindows XP/2000およびWindows Server 2003、影響を受けるコンポーネントはIIS 6.0/5.1/5.0。