オクナックは、P2P型動画配信システム「SkeedCast」を利用した音楽ビデオクリップのダウンロード配信サイト「ROCK ONE DROP」を10月25日に開始した。料金はタイトルごと315円から1,575円。
ROCK ONE DROPは、国内ロックバンドのプロモーションビデオやライブビデオ、インタビュー映像などをダウンロード購入できるWebサイト。配信システムには、ドリームボードの「SkeedCast」を採用する。SkeedCastの開発には、P2P型ファイル共有ソフト「Winny」の作者である金子勇氏も参画。Winny技術を応用したコンテンツ配信システムとして、開発が行なわれた。
サービス利用時には、コンテンツをダウンロードする際に必要なソフトウェア「SkeedReceiver」を事前にインストールする必要がある。ソフトウェアは無償でダウンロードが可能で、対応OSはWindows XP/2000。動作にはまた、Windows Media Player 9以降と、Flash Player 8以降が必要になる。
ROCK ONE DROPではサービス開始当初、30組以上のアーティストによる合計で約100タイトル前後の映像をラインナップする。ユーザーは、ROCK ONE DROPのWebサイト上で購入したい楽曲の選択することで、SkeedReceiverを通じてコンテンツをダウンロードできる。また、SkeedReceiverが搭載する「SkeedNavigator」からのダウンロードも可能。ダウンロードしたコンテンツは、SkeedNavigator上で管理し、再生時にはWindows Media Playerが起動する。
コンテンツの料金は、タイトルごと315円~1,575円。課金決済は、ダウンロードしたコンテンツを再生する段階で、SkeedCastの決済システムを通じて行なわれる。決済方法にはクレジットカードとWebMoneyの2種類に対応し、購入後は期間制限なく視聴できる。映像ビットレートは2Mbpsで、音声ビットレートは128kbps、画面サイズは640×480ピクセル。著作権保護技術には、Windows Media DRMを採用した。
オクナックではオープニングキャンペーンとして、全コンテンツを5回まで無料視聴できるキャンペーンを実施する。期間は10月25日から11月7日まで。このほかROCK ONE DROPでは、Listen JapanやAmazon.co.jp、携帯向けサイト「音楽倉庫」へのリンクなども用意する。