ニフティ株式会社は、東京証券取引所に12月7日付けで上場すると発表した。上場市場は、公開価格決定後に決定する予定としている。
ニフティは、1986年に富士通と日商岩井が共同出資により「株式エヌ・アイ・エフ」として設立された後、1991年4月に「ニフティ株式会社」に商号を変更。また、1999年3月には富士通が日商岩井の所有株式を譲り受け、ニフティを100%子会社化し、同年11月には「ニフティサーブ」と富士通の「InfoWeb」を統合した新サービス「@nifty」を開始。2006年で会社設立から20周年を迎えている。
上場に伴う公募は27,800株で、富士通を売出人とした引受人の買取引受けによる売り出しが41,700株、オーバーアロットメントによる売出しが上限10,400株。公開価格の決定方式はブック・ビルディング方式を採用し、ブック・ビルディング期間は11月20日から27日まで。公開価格は11月28日に公表される予定で、その際に上場先の市場も決定するとしている。また、単元株制度は利用しないため、売買単位は1株になる。
なお、@niftyの会員総数は2006年3月末で518万人。このうち、ブロードバンド接続会員数は138万人で、内訳はFTTHが51万人、ADSLが77万人、CATVが10万人となっている。また、2005年度の業績は売上高が687億100万円、経常利益が16億2,900万円、純利益が7億4,800万円。2006年度通期の計画は、売上高が843億9,7000万円、経常利益が21億6,200万円、純利益が11億8,200万円を見込んでいる。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nifty.co.jp/cs/06shimo/detail/061031002754/1.htm
東京証券取引所 新規上場会社ページ
http://www.tse.or.jp/listing/new/200612/12nifty.html
(村松健至)
2006/11/02 17:46
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