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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
マイクロソフト、地図検索や検索マクロなど「Live Search」新機能を説明

 Windows LiveおよびMSNを運営するマイクロソフト オンラインサービス事業部は8日、検索サービス「Live Search日本語版」に関する説明会を開催した。説明会では、地図検索と検索マクロ、関連検索機能に関するデモを交えた説明が行なわれた。


共有機能やカスタマイズ性を強化した「Live Search 地図検索」

サーチチームの伊集院プロダクトマネージャー
 Live Searchの地図検索機能は、11月7日にベータ版が公開されたもの。地図データと航空写真データの切り替え表示、重ね合わせた表示が可能。検索結果ページには、店舗や企業などの電話帳情報も表示できる。地図データはゼンリン、電話帳データはNTT情報開発から提供を受けており、電話帳データは2カ月間隔で最新情報に更新される。

 「Live Searchの地図検索は、カスタマイズや他ユーザーとの共有機能が他社サービスとの違いになる」とサーチチームの伊集院絹子プロダクトマネージャーは語る。カスタマイズに関しては、地図上にコメントや写真、URL情報を付加できる「プッシュピン」機能を紹介し、「通常のピン以外にも範囲指定や線ツールを利用した道案内的な利用もできる」と語った。

 プッシュピンには、複数のピンをグループ化する「コレクション機能」を用意し、公開設定によって他ユーザーの地図上にも表示できる。このほか、特定ユーザーにメールなどでプッシュピン情報を通知できる機能も備える。

 プッシュピンの保存やコレクション機能の利用には、Windows Live ID(無料)の取得が必要になる。ただし、IDを取得していない状態でも最大10件分のプッシュピン情報はCookie上に記録されているという。なお、日本向けに提供される地図検索では、米国などで提供する「Windows Live Local」の地図や写真データなどは反映されていない。

 伊集院氏は今後の取り組みについて、地域情報の反映強化やモバイル端末への対応、開発者プラットフォーム提供など、Microsoft全体で掲げるビジョンを紹介した。同氏は、「具体的なスケジュールは未定だが、こうしたビジョンをグローバル規模で展開していきたい」と抱負を語った。なお、ベータ版段階で広告掲載の予定はないが、今後は電話帳や検索結果地域に連動したリスティング広告掲載などを検討するという。


地図と航空写真の重ね合わせた表示にも対応 検索結果には店舗や会社の住所データも表示 作成したコレクションは他ユーザーとも共有できる

印刷機能も地図や航空写真の選択が可能。サイズ変更やコメント付加も行なえる 囲い込みや線ツールなどの利用にも対応する 固定リンクURLはピン情報などが含まれるため、長文となっている

検索をカスタマイズできる「検索マクロ」。検索支援の「関連検索機能」

サーチチームの川岸プロダクトマネージャー
 検索マクロは、Live Searchを利用する際に検索対象のURLやキーワードを絞り込むことが可能なパーソナライズ機能。9月13日に公開された機能だが、今回お披露目という形で改めて紹介された。

 設定ウィザードには初級者および上級者向けの2種類を用意。初級者向けでは、検索対象にしたいWebサイトを最大30件まで記入することで検索マクロの設定が完了する。一方、上級者向けでは演算子やLive Searchの構文といった全機能の利用が可能。検索マクロ実行時に、優先するキーワードやフィードなどの指定も行なえる。

 初級者向けを含め、検索結果のテストページには、Live Searchで通常検索した場合の結果ページを同時に表示できる。同社ではこれにより、結果ページを比較しながら、検索マクロの精度をより高めることができるとしている。

 作成した検索マクロは、Live Searchの検索結果ページ内にあるスコープバー上に常駐するようになる。また、Windows Live ギャラリーに公開も可能で、他ユーザーが作成した検索マクロの追加にも対応する。


検索マクロは初心者用と上級者用のウィザードを用意する 初級者用ではURL設定で検索マクロの作成が可能 上級者用では演算子や構文などマクロ検索の全機能が利用できる

通常検索時との結果比較ページも用意 Live IDログイン時に利用可能なURLも出力できる 検索マクロの利用例。指定サイトや重視する検索対象、キーワードが記述されている

関連検索の概要
 関連検索は、発表会当日の11月8日に公開された機能で、検索結果ページの右メニュー内に表示される。検索候補は、検索キーワードに関連単語を追加した検索候補、他ユーザーが過去に検索した上位340万語の中から検索頻度の高い類似単語を最大8語まで表示する。また、同社のIME技術を活用した日本語検索機能の強化も図られており、表記の誤り補正、同義語や漢字、カタカナ、ひらがな、英字の異なる表記のキーワードも表示していく。

 両機能の説明は、オンラインサービス事業部 サーチチームの川岸達之プロダクトマネージャーが担当。検索マクロに関して、「単純に検索対象のWebサイトを限定するだけではなく、ニュースサイトやブログポータルなどを指定することでユーザー独自の検索エンジンが作成できる」とその利便性を強調していた。なお、作成した検索マクロを特定ユーザーにのみ公開する機能については「現時点では実装していない」とした。

 また、Live Search全体について「ユーザーに最適化された検索結果を提供するのがビジョン」だと発言。「Webやニュース、RSS検索をはじめ各機能を順次拡充するとともに、プライバシーを踏まえてパーソナライズ検索も強化していく」と語った。


デスクトップとネットワークの違いを感じずに利用できる環境が重要

プロダクトマネージメントグループの小野田ディレクター
 Windows Liveに関しては、オンラインサービス事業部 プロダクトマネージメントグループの小野田哲也ディレクターが説明。「ソフトウェア+サービスが当社が考えるWeb 2.0に対する回答である」と冒頭語った小野寺氏は、「すべてがネットワークを通じて提供されるとは考えていない」とコメント。「デスクトップ、ネットワークで提供するサービスの差を感じることなく、ユーザーがサービスを利用できる環境を提供することが重要である」と述べた。

 Live戦略全体に関しては、各サービスを「Informed」「Connected」「Protected」の3つに大きく分類。さらにその3サービスを横断する「User in Control」というコンセプトでWindows Liveを展開していくとした。


Microsoft Liveの概要図 Windows Liveでは「User in Control」をコンセプトにカスタマイズ性やOSとの連携性を強化していく

関連情報

URL
  Live Search 地図検索
  http://maps.live.com/
  Live Search
  http://www.live.jp/
  Live Search 検索マクロ
  http://search.live.com/macros/
  Windows Live ギャラリー
  http://gallery.live.com/default.aspx?l=4
  Live Search 地図検索 ニュースリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2867
  Live Search 関連検索機能 ニュースリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2868

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(村松健至)
2006/11/08 16:03
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