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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ラグナロクオンラインが4周年記念の新プロジェクト。2の公開は2007年

ラグナロクオンライン
 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは13日、同社が運営するMMORPG「ラグナロクオンライン」の2007年度新プロジェクトを発表した。

 発表会では、同社代表取締役社長の森下一喜氏がラグナロクオンラインの進捗状況を発表。ゲームプレイ時に使用するアトラクションIDの発行数は、2006年10月末で182万3,830IDを突破したことを明らかにした。また、2006年12月にサービス開始から4周年を迎えるにあたり、2006年末から2007年にかけて開始予定の新プロジェクトを発表した。


アイテム販売を開始。2007年にはアップデートや続編の公開も予定

 新プロジェクトの第1弾として、アイテム販売を今冬から開始すると発表した。販売するアイテムは、一定時間ステータスを上昇させるものや経験値を増加させる、武器や防具の精錬成功率を上昇させるアイテムなどを用意する。アイテムの購入はあらかじめ 購入したポイントで決済する方式を採用する。なお、アイテム販売の正式な開始時期やアイテム数、価格などについては今後発表するとしている。

 森下氏はアイテム販売の開始について「アイテム販売を導入するのであって、アイテム課金制度に移行するわけではない」としたうえで、「ECO(エミル・クロニクル・オンライン)が同様の、月額料金の課金とアイテム販売を行なうシステムを採用しており、アイテム販売の需要が大きかったので開始した」とアイテム販売開始の理由を説明。また、
「現在のラグナロクオンラインのユーザー層は、初心者と上級者の2極化が発生している。アイテム販売の導入でそれぞれのユーザーのニーズに対応し、ユーザーコミュニティの拡大が図れる」と導入のメリットを説明した。

 2007年での展開についてはとしては、スロットゲームやミニゲームの追加やアバターの追加、コミック化やアーケードゲームへの展開などを予定しているという。また、2007年にはスロットエンチャントを1月に実装予定なほか、Episode5.0からEpisode6.0へのアップデートも予定している。また、アイテム販売でのアイテム拡充やイベント「RAGNAROK ONLINE Japan Championship (RJC) 2007」の実施も行なうとしている。このほか、2007年以降には「ラグナロクオンラインII」の公開も行なう予定であることを明らかにした。


アトラクションID発行数の推移 アイテム販売導入の目的 販売されるアイテムの例

2007年に導入予定のプロジェクト 2007年予定のアップデートと「ラグナロクオンラインII」の公開スケジュール

不正対策では、専任チーム結成で監視を強化。キャラクターパスワードも導入

 このほか、発表会ではラグナロクオンラインにおける不正対策についての説明が行なわれた。これまで実施した対策として、「nProtect GameGuar」の導入、Perlプログラムの遮断といったシステム的な対策や、ゲーム外での不正ツール利用者の分析調査、ID取得時の文字認証の追加といったアカウント対策を紹介。また、8月には不正利用者取り締まり専任チームを結成し、監視体制の強化も行なったことを明らかにした。

 不正対策の実施実態については、アカウントの停止および凍結措置を行なった件数が、1~3月では1,837件、4~6月では17,820件、7~9月では51,199件に上ったことを公表。このうち、4~6月の措置件数の増加についてはnProtect GameGuarに対応したBOTの増加によるもの、7~9月の措置件数の増加については取り締まりの強化よるものだとしている。

 また、今後の対策としては11月14日よりキャラクターごとにパスワードを設定する「キャラクターパスワード」の入を行なうと発表した。これにより、アカウントハッキングを防止するほか、BOTによる自動ログインを防止する効果を期待できるとしている。


不正対策の実施事例 アカウント停止および凍結措置件数の推移 今後追加予定の不正対策機能

関連情報

URL
  ガンホー・オンライン・エンターテイメント
  http://www.gungho.jp/
  ラグナロクオンライン公式サイト
  http://www.ragnarokonline.jp/

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(大久保有規彦)
2006/11/13 17:22
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